2016年8月16日火曜日

18年 朝日vs大和 2回戦


5月29日 (土) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 朝日 15勝10敗 0.600 林安夫
0 0 0 0 0 0 2 1 X 3 大和 12勝12敗1分 0.500 片山栄次

勝利投手 片山栄次 5勝9敗
敗戦投手 林安夫     8勝5敗

勝利打点 大塚鶴雄 2


朝日、終戦

 現在15勝9敗で春季優勝を狙う朝日は甲子園で大和とダブルヘッダー。勝率で並ぶ巨人と名古屋は15勝9敗2分で、5月30日に直接対決が行われ、春季最終戦は6月1日に巨人は阪急と、名古屋は阪神と対戦する。5月31日に勝ったチームが2連勝すると17勝9敗2分が着地となるので、朝日は残り4試合を3勝1分か4連勝でいかないと勝ち目はない。

 今季は東西の移動が制限され、関西を本拠地とする朝日と関東を本拠地とする大和との対戦は最終節まで無かった。5月23日に甲子園で1回戦が行われ、本日がダブルヘッダーで、5月31日に甲子園で4回戦が行われる予定となっている。


 エース林安夫を立てて必勝を期す朝日は3回、先頭の原秀雄が三前にセーフティバントを決めて出塁、トップに返り坪内道則の右前打で無死一二塁、続く酒沢政夫の三前バントが犠打野選となって無死満塁と絶好のチャンス到来、中谷順次のピッチャー強襲ヒットで三走原に続いて二走坪内も還って2点を先制する。一走酒沢も三塁を狙うが、バックアップのショート木村孝平からサード大塚鶴雄に送球されてタッチアウト、浅原直人は四球で一死一二塁、早川平一の一前バントが犠打となって二死二三塁、林は四球で二死満塁、小林章良は三ゴロに倒れて追加点はならず。


 朝日は6回、一死後小林が中前打、広田修三も中前打で続いて一死一二塁と追加得点のチャンス、しかし原に代わる代打大友一明の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。


 大和は7回、先頭の大塚が四球を選んで出塁、呉新亨が一二塁間に内野安打、セカンド大友が間に合わない一塁に投げるがこれが悪送球となって無死二三塁、ここで鈴木秀雄が右前に同点の2点タイムリーを放って2-2と追い付く。


 大和は8回、一死後金子裕が四球で出塁、小松原博喜の右前打で一死一二塁、大塚の遊ゴロの間に二走金子が本塁を陥れる快走を見せて3-2と逆転、大塚には打点が記録されており、これが勝利打点となる。


 力尽きた朝日に反撃する力は残されておらず、9回表の攻撃は三者凡退で終了した。


 片山栄次は8安打2四球2三振の完投で5勝目をマークする。4月25日の名古屋戦で4勝目をあげてから6連敗していたが、1か月ぶりの勝利で朝日の野望を砕いた。


 朝日はこの敗戦で苦しくなったが、この戦力で王者巨人、強力打線の名古屋と最後まで優勝争いを演じる大健闘であった。竹内愛一の監督としての能力は高く評価されるべきでしょう。


 大和もこの戦力で5割に復帰、こちらも苅田久徳のプレイングマネージャーとしての手腕が冴えた。




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