2015年6月23日火曜日

17年 黒鷲vs阪急 9回戦


8月4日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8  9  計
0 3 0 0 1 0 0 0  0  4 黒鷲 15勝42敗4分 0.263 金子裕 畑福俊英
0 0 2 0 0 0 0 1 2X 5 阪急 32勝29敗2分 0.525 橋本正吾 天保義夫 森弘太郎

勝利投手 森弘太郎 16勝10敗
敗戦投手 畑福俊英   2勝7敗

二塁打 (急)山下好一、中村
三塁打 (黒)金子 (急)中島

勝利打点 中島喬 3

猛打賞 (黒)玉腰忠義 1


中島喬、逆転サヨナラ三塁打

 黒鷲は2回、富松信彦、小松原博喜が連続四球、杉江文二が送って一死二三塁、木村孝平は浅い右飛に倒れるが、金子裕が左中間に三塁打を流し打って2点を先制、トップに返り山田潔の左前タイムリーで3-0として試合の主導権を握る。阪急ベンチはここで先発の橋本正吾をあきらめて天保義夫を投入、天保が渡辺絢吾を二ゴロに打ち取りスリーアウトチェンジ。

 阪急は3回、先頭の天保がストレートの四球で出塁、トップに返りフランク山田伝が右翼線にヒットを放ち無死一二塁、上田藤夫の三ゴロで山田伝が二封され、上田が二盗を決めて一死二三塁、黒田健吾が四球を選んで一死満塁、黒鷲ベンチはここで先発の金子から畑福俊英にスイッチ、山下好一の遊ゴロは絶好の併殺チャンスとなったが、セカンド木村からの一塁転送が悪送球となる間に三走天保に続いて二走上田も還って2-3と追い上げる。

 黒鷲は5回、一死後玉腰忠義がレフト線に二塁打、玉腰が三盗を決め、キャッチャー池田久之の悪送球の間にホームに還って4-2と突き放す。

 黒鷲二番手の畑福は4回、先頭の池田に左前打を許し、中村栄に送られて一死二塁とするが後続を抑え、5回は三者凡退。6回、一死後井野川利春に四球、池田は右飛に打ち取るが中村に四球、天保にも四球を与えて二死満塁とするが、トップに返り山田伝を二ゴロに抑えて無失点。

 阪急二番手の天保は7回、8回を三者凡退に抑える。

 阪急は8回裏、先頭の中島が右前打を放って出塁、井野川は中飛、池田は三振に倒れて二死一塁、ここで畑福からの一塁牽制をファースト杉山東洋夫が後逸する間に一走中島は三塁に進み、中村の捕前内野安打で中島が還って3-4と1点差に詰め寄る。

 阪急は9回表に天保に代えて三番手として森弘太郎を投入、森は黒鷲打線を三者凡退に抑えて味方の反撃を待つ。

 阪急は9回裏、一死後上田が中前打で出塁、黒田が四球を選んで一死一二塁、山下好一は一邪飛に倒れて二死一二塁、ここで中島喬が右中間に起死回生の逆転サヨナラ三塁打を放って、阪急が昨日に続いて接戦をものにする。


 勝利投手は9回に1イニングを投げた森弘太郎に記録されたが、6回3分の1を2安打3四球1三振1失点、自責点0でつないだ二番手天保義夫の好投が阪急の逆転を呼び込んだ。


 サヨナラ三塁打を放った中島喬は第1打席が左飛、第2打席の四球を挟んで第3打席は遊ゴロと、引っ張って凡打を重ねていたが、8回に打撃を修正して右前打、これが最終回の右中間三塁打につながったのである。


 

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