8月7日 (金) 神戸市民
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 巨人 42勝18敗3分 0.700 中尾輝三 須田博
0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 黒鷲 15勝42敗6分 0.263 畑福俊英
二塁打 (巨)中尾、楠 (黒)玉腰
勝利打点 なし
畑福俊英、延長12回を自責点ゼロ
このところ変則日程となっており、この日は神戸市民球場で2試合が行われる。観衆は2,700人であった。巨人は中尾輝三が7月27日の黒鷲9回戦以来の先発。8月1日の阪神戦は須田博、2日の大洋戦は広瀬習一が先発しており、巨人のローテーションは上位チームは須田と広瀬、下位チームは中尾と変化している。
巨人は初回、先頭の白石敏男が四球で出塁、水原茂の三前バントが内野安打となって無死一二塁、中島治康は初球を打って遊飛、川上哲治が2球目に手を出すと二ゴロ、「4-6-3」と渡ってダブルプレー。
巨人は2回、先頭の楠安夫が四球で出塁、伊藤健太郎の三ゴロで楠は二封、青田昇の遊ゴロが「6-4-3」と渡って2イニング連続のダブルプレー。
黒鷲は2回裏、一死後富松信彦がストレートの四球で出塁、小松原博喜は三塁に内野安打、杉江文二の三ゴロで小松原が二封されて二死一三塁、木村孝平が左前にタイムリーを放って1点を先制する。
3回は三者凡退に終わった巨人は4回、先頭の中島が左前打で出塁、川上の二ゴロでランナーが入れ替わり、楠の三ゴロをサード玉腰忠義が一塁に悪送球、一死一二塁から伊藤の三ゴロはお誂え向きのゲッツーコースとなり玉腰が二塁に送球して一走楠は二封、セカンド木村が一塁に転送するがこれが高く逸れて白球がファウルグラウンドを転々とする間に二走川上が三塁からホームに生還、1-1の同点とする。
2個のエラーで1点は失ったものの、黒鷲先発の畑福俊英は奮闘した。6回まで2安打1失点、7回二死後中尾に左中間二塁打を許すが白石を三ゴロに打ち取り無失点。8回は先頭の水原に左前打を打たれ、中島は右飛に打ち取るが川上にも左前に運ばれ一死一二塁、しかし楠の遊飛に二走水原が飛び出してゲッツー。9回、10回は三者凡退に抑える。
巨人先発の中尾は3回から8回まで黒鷲打線を玉腰の内野安打1本に抑えて無失点。9回、一死後玉腰に右中間二塁打を許して一打サヨナラのピンチを迎えるが、木下政文を三振、富松を一ゴロに打ち取り無失点。10回、一死後杉江に右前打を許し、続く木村の初球に二盗を決められて一死二塁と再び一打サヨナラのピンチを迎えたところで藤本定義監督が出てきて須田博と交代した。木村はカウントノースリーから打って出たがセカンドフライに倒れて二死二塁、畑福も二ゴロに倒れてこの回も無得点。
巨人は11回表、二死後楠が左中間に二塁打を放つが呉波は二ゴロに倒れてここも無得点。12回は三者凡退に終わる。
黒鷲も11回、12回と須田に抑えられ、延長12回引き分けた。
畑福俊英は12回を完投して6安打4四球1三振1失点、自責点はゼロであった。2本の二塁打を打たれたがいずれも二死からであったことが得点を許さなかった要因となった。
好打者木村孝平は2回に先制タイムリーを放ったが、4回の守備で痛恨のタイムリーエラーを犯して1点を失い、勝利打点をふいにした。10回裏の一死二塁の場面では、須田に対してカウントスリーボールナッシングから果敢に打って出たがセカンドフライ、これは責められない。
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