5月12日 (月) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 阪急 12勝8敗 0.600 笠松実 中田武夫 森弘太郎
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 6勝16敗 0.273 山本秀雄 福士勇
勝利投手 森弘太郎 8勝0敗
敗戦投手 福士勇 4勝9敗
三塁打 (急)山田
勝利打点 フランク山田伝 2
完封に匹敵
9回までは阪急の2安打に対して朝日は6安打と、前半戦は朝日が押し気味に試合を進めた。
阪急は4回まで三者凡退が続く。
朝日は2回、灰山元章の左前打と鬼頭政一の四球で無死一二塁、更にワイルドピッチで無死二三塁と絶好のチャンスを迎えるが、村上重夫は浅い右飛、前田諭治は捕邪飛、これはスクイズ失敗の可能性がある。伊勢川眞澄も三振に倒れてスリーアウトチェンジ。3回も山本秀雄が遊失、トップに返り坪内道則が四球を選んで無死一二塁、しかし五味が三飛、室脇正信が一飛、灰山が一邪飛と凡フライを打ち上げてスリーアウトチェンジ。4回も村上の四球と伊勢川の左前打で二死一二塁とするが山本は二飛に倒れる。5回は先頭の坪内が四球で出るが二盗に失敗、二死後室脇、灰山が連続四球を選んで一二塁、阪急ベンチはここで先発の笠松実から中田武夫にスイッチ、鬼頭は二ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
朝日は6回、先頭の村上が中前打、二死後山本も中前打を放って二死一二塁、トップに返り坪内のカウントワンボールのところで阪急ベンチは中田から森弘太郎にスイッチ、坪内は中飛に倒れてスリーアウトチェンジ。7回、先頭の五味が四球で出塁、室脇は三振に倒れて一死一塁、阪急ベンチはここでレフトを山下好一から中島喬に交代、灰山の遊ゴロでランナーが入れ替わり、鬼頭が中前打を放って二死一二塁、しかし村上は投ゴロに倒れる。8回、先頭の前田が左前打、伊勢川が送って一死二塁、しかし山本は投ゴロ、坪内は三ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。9回は三者凡退で延長戦に突入する。
延長に入ると形成は一転、阪急が押し気味に試合を進める。
阪急は11回、先頭の黒田健吾が左前打で出塁、フランク山田伝が送って一死二塁、上田藤夫、新富卯三郎が連続ストレートの四球を選んで一死満塁、朝日は先発の山本をあきらめて福士勇を投入する。ここでスクイズを敢行するが朝日バッテリーに読まれており「2-5-1-6」と渡って三走黒田がタッチアウト、中島喬も遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。12回は一死後日比野武が中前打、二死後森が四球を選んで一二塁とするが黒田は遊ゴロに倒れる。13回も一死後上田が右前打で出るが後続なく、14回は一死後日比野が中前打を放つが伊東甚吉の遊ゴロでダブルプレー。
阪急は15回、先頭の森が四球で出塁、黒田が送って一死二塁、山田は四球を選んで一死一二塁、ここで二走森がキャッチャー伊勢川からの牽制球にタッチアウト、上田は四球を選ぶが新富が捕邪飛に倒れてスリーアウトチェンジ。16回は先頭の中島が中前打、石井武夫が送って一死二塁、日比野は四球を選び、伊東も四球で一死満塁、森の打席でスクイズを敢行するが又も朝日バッテリーに読まれて突っ込んできた三走中島にキャッチャー伊勢川がタッチしてツーアウト、更に伊勢川が二塁に送球して二走日比野もタッチアウト、伊勢川の鮮やかな送球でダブルプレー。
阪急は17回、先頭の森が四球を選んで出塁、トップに返り黒田は一邪飛に倒れるが、山田の右中間三塁打で遂に均衡が破れて1-0、上田の一塁線スクイズが内野安打となって2-0とする。
朝日は17回裏、二死後室脇が左中間にヒット、灰山がツーナッシングから粘って四球を選び二死一二塁、最後は鬼頭が中飛に倒れて延長17回の闘いは阪急に凱歌が上がった。
阪急三番手の森弘太郎は11回3分の1を投げて4安打5四球3三振、無失点のピッチングであった。完封勝利に匹敵する1勝です。
*延長17回の末阪急に敗れた朝日打線。
*延長17回、朝日に競り勝った阪急打線。
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