2013年11月16日土曜日

予想的中!



 当ブログの予想どおり、アメリカン・リーグMVPはミゲール・カブレラ、ナショナル・リーグMVPはアンドルー・マカッチェンが選出されました。ア・リーグはクリス・デビースが本塁打・打点の二冠王、ナ・リーグもポール・ゴールドシュミットが本塁打・打点(本塁打はアルバレスとトップタイ)の二冠王に輝いていますので、数字にしか興味のない方にはこの結果が理解できないかもしれません。「三冠への道 2013」シリーズを読み返していただければ分かるとおり、当ブログでは早い時期から二人のMVPを予想してきました。何故当ブログの予想は当たるのでしょうか?


 当ブログは数字には興味はありません。その選手が見せるプレーぶりにしか興味がないのです。


 ミギーとクリス・デービスのバッティングを比較した場合、ミギーの懐が深く柔らかく力強いスウィングに比べて、クリス・デービスの一見柔らかく見えるスウィングがひとつ間違えるとタイミングが外れるリスクがあることを早期に指摘させていただきました。筆者は野球を45年ほど見てきていますので、この違いを見分けるのは経験によるものとしかお伝えできないのですが、見れる方にはご理解いただけると思います。終盤戦のクリス・デービスはそれまでの左右に打ち分けるバッティングから、恐らく打率が下がってきたことによる焦りに起因するものと推測されますが引っ張るバッティングに変わってしまったこともお伝えしてきたとおりです。


 ゴールドシュミットのスウィングが「軸がぶれる」というのも早期に指摘させていただきました。マカッチェンのバッティングも基本的には好きではありませんが、アグレッシブな守備ぶりと、何と言っても20年連続負け越してきたパイレーツをプレーオフ進出まで引っ張ってきた力を評価してきたものです。




 現在、日本における大リーグ中継はNHK(BS)が寡占状態となってしまい、日本人選手所属チーム以外の中継は全く(と言っていいでしょう)されません。スカパーのメジャー・リーグ中継も以前は30球団を公平に中継していましたが現在はミニNHK化してしまっています。筆者も数年前にスカパーの契約は解除しました。筆者の予想が当たる要因は、MLB.comの画像で30球団をチェックしているからとも言えます。客観的評価を行うためには、評価する分母を共通化しなくてはなりません。分母を日本人選手所属チームに限定してしまうと、客観的評価は物理的に不可能となります。


 本日の記述が後出しジャンケンでないことは「三冠への道 2013」シリーズが証明しておりますので是非読み返してみてください。














 

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