2020年5月8日金曜日

21年 セネタースvsグレートリング 6回戦


7月13日 (土) 金沢市設 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 セ軍 15勝27敗 0.357 白木義一郎 
0 2 0 0 0 0 2 0 X 4 グ軍 20勝18敗 0.526 清水秀雄 

勝利投手 清水秀雄     8勝3敗
敗戦投手 白木義一郎 7勝9敗 

二塁打 (グ)筒井
三塁打 (グ)別所

勝利打点 (グ)筒井敬三 2


清水秀雄、4安打完投

 金沢市設の第2試合は白木義一郎と清水秀雄の先発で午後3時12分、金政主審の右手が上がりプレイボール。

 グ軍は2回裏、先頭の堀井数男が右前打で出塁、田川豊の三前送りバントをサード鈴木清一が一塁に悪送球、犠打とエラーが記録されて無死二三塁、清水の左飛で三走堀井がタッチアップからスタートするが、レフト大下からの送球にタッチアウト、二死三塁から筒井敬三が先制のタイムリー二塁打をレフト線に放ち1-0、宮崎仁郎の中前タイムリーで2-0とする。


 グ軍は7回裏、先頭の河西の三ゴロをサード鈴木が一塁に悪送球、河西が二盗を決め、一死後別所が中越えに三塁打を放ち3-0、山本一人の左犠飛で4-0とする。


 セ軍は最終回、二死後飯島滋弥がストレートの四球で出塁、大下の右前打をライト田川がファンブルして二死二三塁、白木が中前に2点タイムリーを放ち2-4と追い上げるが、長持栄吉に代わる代打上口政は投ゴロに倒れてゲームセット。


 清水秀雄は4安打1四球3三振の完投で8勝目をマークする。


 セ軍は8回の攻撃で横沢七郎に代えて代打北川圭太郎を起用し、9回表の守備からセカンドに入った清水喜一郎がプロ入り初出場。明大閥のセ軍では横沢三郎監督以下、大下、上口、貫井、清水を明大から引っ張ってきた。「Wikipedia」には「清水喜一郎は昭和21年7月19日が初出場」と記載されている(2020年5月8日現在)が、参照元が当ブログもお世話になっている「スタメンアーカイブ」だからで、「初出場」は昭和21年7月13日、「初スタメン」が7月19日の間違いである。「スタメンアーカイブ」に頼るのではなく、「日本プロ野球記録大全集」を見れば清水喜一郎が7月13日のこの試合に出場していることが確認できます。


 この試合ではセ軍のサード鈴木清一が3失策、ショート大沢喜好が2失策と冴えなかった。ところがこの二人が明日の試合では大活躍するのだから野球は分からない。



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