2020年5月4日月曜日

21年 中部日本vs阪急 6回戦


7月13日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
1 0 0 0 1 0 0 0 0 2 中部 13勝21敗2分 0.382 森井茂 
0 0 0 0 0 0 0 4 X 4 阪急 26勝18敗 0.591 笠松実

勝利投手 笠松実 6勝4敗
敗戦投手 森井茂 7勝6敗 

二塁打 (中)三村、岩本
三塁打 (急)山田

勝利打点 (急)山田伝 2


阪急、守り勝ち

 第12節の2日目は北陸遠征の初日で後楽園と金沢市設で2試合ずつ。後楽園の第1試合は森井茂と笠松実の先発で午後1時4分、池田主審の右手が上がりプレイボール。

 中部は初回、先頭の古川清蔵が左前打で出塁、岩本章の当りは左中間を抜くかに見えたがレフト下社邦男がナイスキャッチ、加藤正二の遊ゴロをショート坂井豊司がエラーして一死一二塁、笠松の二塁牽制が悪送球となって一死二三塁、小鶴の中犠飛で1点を先制する。


 中部は3回表、先頭の鈴木秀雄の一ゴロをファースト野口明が弾くとセカンド上田藤夫がバックアップして一塁に送球、しかし一塁ベースに戻った野口明が落球するエラー、トップに返り古川の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー、岩本がストレートの四球を選ぶが、加藤の一二塁間にフラフラと上がった飛球をセカンド上田がファインプレーして無得点。


 中部は4回表、一死後木下の左中間の当りを又もレフト下社がファインプレー。


 中部は5回表、先頭の三村勲がレフト線に二塁打、森井が送って一死三塁、鈴木が中前にタイムリーを放ち2-0、二死後岩本もレフト戦二塁打を放って二三塁とするが、加藤の当りは三遊間を抜けるかと見られたところサード荒木茂がファインプレーで加藤を一塁に刺してこの回1点止まり。


 中部は7回表、一死後森井の当りは右中間を抜けるかに見えたがセンター山田伝がファインプレー、ここはポケットキャッチをしている余裕は無かったか。


 阪急打線は7回まで森井茂のスローボールにタイミングが合わず3安打無得点。


 阪急は8回裏、先頭の荒木が三塁に内野安打、続く日比野武も三塁に内野安打、日比野に代わって代走として西村正夫監督が登場、坂井の三前バントが内野安打となって無死満塁、笠松の中犠飛で1点返して1-2、二走西村と一走坂井もタッチアップから進塁して一死二三塁、トップに返り上田の右犠飛で西村が還って2-2の同点、山田が左中間に逆転の三塁打を放ち3-2、更に野口二郎がレフト線にタイムリーを放って4-2とリードを広げる。


 笠松実は5安打1四球1三振の完投で6勝目をマークする。


 阪急は3失策もあったが5つの好守で守り勝ち、首位巨人に2ゲーム差、二位タイガースにゲーム差無しで喰らい付いている。


 西村正夫監督は今季全て代走で4試合目の出場、この日も同点のホームを踏んで4得点、依然として生還率10割を継続している。



*スコアカードの「雑記」欄には5種類の好守が書かれている。①「左中間好捕」は下社邦男が2度、②「一二塁間好捕」は上田藤夫、③「三遊間好守」は荒木茂、④「右中間好捕」は山田伝、⑤「ベース寄好守」は中部のセカンド鈴木秀雄とサード木下政文によるもの。
「好守」、「好捕」などの記載は関東の試合だけで書かれており、全く触れられていない時期があるなど、客観性を欠く記載なので、参考程度に止めておいてください。


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