7月12日 (金) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 3 0 3 1 0 0 3 0 12 中部 13勝20敗2分 0.394 井上嘉弘 服部受弘
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 巨人 26勝15敗1分 0.634 近藤貞雄 宮下信明
勝利投手 服部受弘 3勝2敗
敗戦投手 近藤貞雄 10勝5敗
二塁打 (中)岩本、加藤、古川、小鶴、服部
三塁打 (中)加藤、小鶴 (巨)山川
勝利打点 (中)加藤正二 2
猛打賞 (中)加藤正二 2、小鶴誠 2、鈴木秀雄 1
中部打線、長打7本
後楽園の第2試合は井上嘉弘と近藤貞雄の先発で午後5時4分、池田主審の右手が上がりプレイボール。
第1試合の終了が2時44分なので試合間隔が2時間20分空いている。第1試合の「天候」は快晴で「球場状態」は良好。第2試合の「天候」欄に記載されている文字は意味不明であるが、「球場状態」は「最悪」となっているので夏の夕立があった模様。気象庁ホームページのデータによるとこの日の降水量は5.6㎜であるが、1時間の最大降水量が4.4㎜なので「雷」を伴う局地的な「ゲリラ豪雨」であった可能性が高い。4,794人の観衆は「ずぶ濡れ」になったのではないでしょうか。
鳴り響く雷鳴に触発されたのか、歴代本塁打王経験者を5人並べる中部の強力打線が火を噴いた。
中部は初回、一死後岩本章の当りは三ゴロ、これをサード山川がエラー、続く加藤正二が左中間に三塁打を放ち1点を先制、小鶴が四球で歩き、木下政文の中前タイムリーでこの回2点を先制する。
巨人は1回裏、一死後山川が右中間に三塁打、千葉が四球を選び、川上の中犠飛で1点を返す。
中部は2回、先頭の三村勲がストレートの四球で出塁、井上の投前送りバントを近藤が二塁に送球するがセーフ、犠打と野選が記録されて無死一二塁、鈴木秀雄の一ゴロの間に二者進塁、トップに返り古川清蔵は浅い右飛に倒れ、岩本は四球を選んで二死満塁、加藤が右前にタイムリーを放ち3-1、小鶴も中前に2点タイムリーで続いて5-1とする。
勝てると見た中部は早くも2回から先発の井上に代えて服部受弘をマウンドに送り込む。
巨人は3回から不調の近藤に代えて宮下信明をマウンドに送るが流れを変えることはできなかった。
中部は4回表、先頭の岩本がレフト線に二塁打、加藤もレフト線に二塁打を放ち6-1、小鶴が右中間に三塁打と3連続長打で7-1、一死後藤原鉄之助の遊ゴロの間に三走小鶴が還って8-1と突き放す。
中部は5回表、一死後鈴木が二遊間にヒット、古川の中越え二塁打で一死二三塁、岩本の左犠飛で9-1とする。
中部は8回表、先頭の小鶴がレフト線に二塁打、木下の遊ゴロで小鶴が三塁に走り、ショート三好主が三塁に送球するがこれが悪送球となる間に小鶴が還って10-1、藤原の中前打で無死一三塁、三村は三振に倒れるが、服部が右中間に2点タイムリー二塁打を放ち12-1と大差を付ける。
2回からリリーフ登板した服部受弘は8イニングを2安打1四球2三振無失点に抑えて3勝目をマークする。
開幕から安定した投球でエース格の活躍を続けてきた近藤貞雄はこのところ慣れられてきたのか打ち込まれることが多くなってきた。藤本が復帰してきたが、巨人も苦しくなってきた。
中部打線は5本の二塁打と2本の三塁打で巨人を粉砕。長打を放った5人は全て本塁打王経験者(岩本はS18、加藤はS18、古川はS17・18、小鶴は後にS25、服部はS16。この他にも金山がS19の本塁打王、鈴木秀雄はS18に景浦や中島治康と並んで首位と1本差。)である。
*第1試合の「天候」は「快晴 暑し 風あり」で「球場状態」は「良好」。
*第2試合の「天候」は解読不明であるが「球場状態」は「最悪」なのでゲリラ豪雨があったようだ。
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