2020年5月27日水曜日

21年 阪急vs中部日本 7回戦


7月16日 (火) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 1 0 1 0 0 1 3 阪急 27勝20敗 0.574 天保義夫 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中部 15勝22敗2分 0.405 服部受弘 

勝利投手 天保義夫 9勝4敗
敗戦投手 服部受弘 3勝3敗 

二塁打 (急)野口二郎、上田
本塁打 (急)野口明 1号、日比野武 2号

勝利打点 (急)坂井豊司 2

猛打賞 (急)野口明 1


ホームラン時代の到来

 第12節の最終日は後楽園で2試合。第1試合は天保義夫と服部受弘の先発で午後1時2分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回、二死後野口二郎がレフト線に二塁打、服部の牽制悪投で野口は三進、野口明は四球、下社邦男も四球を選んで二死満塁、しかし日比野武は左飛に倒れて無得点。


 中部は初回、先頭の岩本章は遊飛、続く鈴木秀雄の二遊間への当りをセカンド上田藤夫がファインプレー、加藤正二は一ゴロに倒れて無得点。


 中部は3回裏、先頭の服部が中前打で出塁、三村勲は三振に倒れ、トップに返り岩本の打席で服部が二盗に成功、しかし岩本は三振、鈴木も遊飛に倒れて無得点。


 阪急は4回表、先頭の野口明がピッチャー強襲ヒット、下社は左飛に倒れるが、日比野の右前打で一死一三塁、坂井豊司の右犠飛で1点を先制する。


 野手から投手に転校して間もない服部はまだ癖が抜けきらないのか二盗を試みた。これがピッチングに影響した可能性が考えられる。


 阪急は6回表、一死後野口明がレフトスタンドに戦後初ホームランを叩き込んで2-0とする。


 阪急は9回表、先頭の日比野がレフトスタンドに第2号ホームランを叩き込んで3-0とする。


 天保義夫は6安打1四球3三振で戦後初完封、9勝目をマークする。


 北陸遠征でのホームラン量産の報は後楽園にも届いていたであろう。後楽園でも野口明と日比野武が2発を放った。今季の総本塁打数はこれで65本であるが、第12節ではあと1試合を残して23本と3分の1以上を占めている。昭和24年のラビットボール解禁に向けて、ホームラン時代に突入した。



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