7月13日 (土) 金沢市設
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 ゴ軍 15勝21敗1分 0.417 内藤幸三
2 2 3 0 0 1 0 1 X 9 タ軍 25勝16敗 0.610 御園生崇男
二塁打 (ゴ)坪内
三塁打 (タ)金田、土井垣
本塁打 (タ)御園生崇男 1号、藤村冨美男 2号
勝利打点 (タ)金田正泰 3
猛打賞 (タ)呉昌征 3
タ軍、北陸の地で8連勝
金沢市設の第1試合は内藤幸三と御園生崇男の先発で午後1時24分、杉村主審の右手が上がりプレイボール。関西の試合は午後1時丁度に始まることが多いが、この日は何らかのセレモニーが開催されたのかもしれない。
この試合では国友正一が一塁塁審を務めている。国友は関東所属の審判員であるが、今週は「北陸出張」の辞令が発出されたようだ。国友にとってこの「北陸出張」は審判人生の転機となる。
タ軍は初回、先頭の呉昌征が四球を選んで出塁、金田正泰が右越えに三塁打を放ち1点を先制、続く土井垣の3球目に内藤がワイルドピッチを犯して金田が生還、2-0とする。
タ軍は2回裏、一死後御園生が左越えにホームランを放ち3-0、二死後呉昌征の遊ゴロをショート酒沢政夫がエラー、呉が二盗を決めて、金田の左前打で二死一三塁、ここで鮮やかにダブルスチールを決めて4-0とする。
タ軍は3回裏、一死後藤村冨美男監督が左越えに第2号ホームランを放ち5-0、富樫淳が中前打、渡辺誠太郎の三ゴロをサード中村信一が二塁に悪送球して一死一三塁、御園生の三ゴロで三走富樫はホームに突っ込み、サード中村がバックホームするが又も悪送球となって6-0、一死二三塁から長谷川善三は三振、トップに返り呉昌征が中前にタイムリーを放ち7-0と大きくリードする。
タ軍は6回裏、先頭の呉昌征が右前打で出塁、一死後土井垣の右越え三塁打で8-0、本堂の中飛で三走土井垣がタッチアップからスタートを切るがセンター坪内道則からのバックホームにタッチアウト。
タ軍先発の御園生崇男は3回までパーフェクトピッチング。4回は二失と坪内の右前打で一死一二塁のピンチを迎えるが菊矢吉男を三ゴロ併殺に打ち取る。5回と7回にも1安打ずつを許すが7回まで無失点。
ゴ軍は8回表、先頭の大友一明が左前打、しかし辻功の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー、御園生の完封が見えてきたが、坂本勲が左前打で出塁、土井垣のパスボールで坂本が二進、中村は四球を選んで二死一二塁、酒沢の右前タイムリーで1点返して1-8、坪内のレフト戦二塁打で2-8、菊矢が中前に2点タイムリーを放ち4-8と追い上げる。
タ軍は8回裏、一死後呉昌征がこの日3本目のヒットを中前に放ち、金田のバントが犠打となって二死二塁、土井垣は四球で歩き、本堂保次の右前タイムリーで9-4と突き放す。
御園生崇男は最終回を三者凡退に抑えて、8安打1四球2三振の完投で4勝目をマークする。
大量得点が入ったが試合終了は午後2時34分で試合時間は1時間10分。2,000人が集まった北陸の野球ファンはスピーディーな試合を堪能した。
スコアカードの記載では「天候」は「晴」で「球場状態」」は「不良」。気象庁ホームページに残されているデータによると金沢では7月9日に101.0㎜の大量の降雨があり、11日にも23.5㎜の降雨を記録した。12、13日は晴天のようであるが、それまでの大量の降雨の影響が残っていたようだ。
タ軍は12安打9得点で8連勝。後楽園の第2試合を控えている首位巨人に1ゲーム差と迫ってきた。
*記念すべき石川・富山シリーズ第1戦。。「金沢市設」とは、「金沢市が設営したグラウンド」ということではないでしょうか。この日の観客数が約2,000人で日曜が5,000人、正式な野球場では無かったのではないか。
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