2019年4月8日月曜日

19年 産業vs阪急 7回戦


8月14日 (月) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9  計
0 0 0 0 0 0 0 0 0  0  産業 13勝19敗1分 0.406 森井茂 野口正明 井上嘉弘
0 0 0 7 0 0 0 4 X 11 阪急 15勝13敗1分 0.536 山田伝
 
勝利投手 山田伝     1勝0敗
敗戦投手 野口正明 6勝5敗

二塁打 (産)加藤 (急)上田、野口明、山田

勝利打点 野口明 1

猛打賞 (急)山田伝 1、大平茂 3


山田伝、4年ぶり登板で完封

 阪急は山田伝を一番ピッチャーに起用。山田は4年ぶり、今季初登板初先発。

 序盤は産業が押し気味に試合を進めた。初回、先頭の小坂三郎が遊失に生きるが二盗に失敗、二死後加藤正二に左中間二塁打が出たので惜しまれる。3回は一死後森井茂が一塁にヒット、小坂はツーストライクナッシングから粘って四球を選び、松尾幸造は遊飛に倒れるが、加藤がストレートの四球で二死満塁、しかし金山次郎は捕邪飛に倒れる。4回も先頭の藤原鉄之助が中前打、二死後井上嘉弘が左前打、森井が死球を受けて又も二死満塁、しかしトップに返り小坂は一飛に倒れて無得点。

 産業先発の森井茂は2回に一死二三塁のピンチを迎えるが後続を抑え、3回まで無失点。しかし4回表の第二打席で死球を受けて降板、4回裏からレフトに入っていた野口正明がマウンドに上がる。この投手交代で試合が大きく動いた。

 阪急は4回、先頭の上田藤夫がレフトに二塁打を放つと打線が爆発した。続く野口明がライト線に二塁打を放って1点を先制、三木久一は三振に倒れるが、大平茂の左前打で一死一三塁、榎並達郎の二ゴロをセカンド小坂がホームに送球するがセーフ、野選が記録されて2-0、伊藤健一は三塁線にバントヒットを決めて一死満塁、トップに返り山田が左前に2点タイムリーを放って4-0、坂井豊司の三ゴロをサード井上嘉弘が二塁に送球するがベースカバーのセカンド小坂が落球して一死満塁、坂田清春の三ゴロを今度はサード井上がホームに悪送球して5-0、上田藤夫が押出し四球を選んで6-0、野口明の右犠飛で7-0と大量リードする。

 産業は5回から井上がサードからマウンドに回り、7回まで阪急打線を無得点に抑えるが8回に捕まった。

 阪急は8回、先頭の山田がライト線に二塁打、坂井の左前打で無死一三塁、坂田が左前にタイムリーを放って8-0、上田が四球を選んで無死満塁、野口明は三振に倒れるが、三木が押出し四球を選んで9-0、大平が三塁にタイムリーを放って10-0、榎並も一塁へのタイムリーで11-0とする。

 阪急は14安打11得点、山田伝と大平茂が猛打賞を記録するなど、全員安打の猛攻を見せた。

 4年ぶりのマウンドに上がった山田伝は、4安打3四球1死球2三振でプロ入り初の完封、昭和15年4月6日以来の勝利投手となる。あの時は、阪急が南海に32対2で圧勝した時の完投勝利であった。

 

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