2019年4月29日月曜日

19年 巨人vs阪急 7回戦


8月28日 (月) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 巨人 19勝14敗2分 0.576 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 0 1 X 1 阪急 18勝15敗1分 0.545 天保義夫

勝利投手 天保義夫   4勝4敗
敗戦投手 藤本英雄 10勝8敗

勝利打点 なし


戦前最後の零封

 巨人・藤本英雄、阪急・天保義夫の投げ合いで7回まで両軍無得点。

 阪急は8回、一死後野口明がライト線にヒット、三木久一の中前打で一死一二塁、大平茂は投ゴロ、ピッチャー藤本は三塁に送球するが、これをサード近藤貞雄が後逸、二走野口が還って阪急が貴重な先制点をあげる。これが決勝点となった。

 天保義夫は4安打3四球3三振で今季3度目の完封、4勝目をマークする。

 巨人は7月23日以来となる今季3度目のシャットアウト負け、戦前最後の零封を記録した。

 6回表巨人の攻撃、二死一塁で川畑博の打席、カウントスリーボールナッシングの場面で一走近藤貞雄がスタートを切るがキャッチャー坂田清春からの送球にタッチアウト、盗塁死が記録されたが、この時の投球は「ボール」だったようである。当然川畑は四球で二死一二塁となるところであるが、どうやらチェンジになったらしい。そして7回は川畑からの攻撃、6回の川畑の打席の4球目はストライクに訂正されたようだ。この経緯が「雑記」欄に書かれているが、例によって山内以九士の字は判別困難で、判読できる断片をつなぎ合わせると上記のような経緯であったようだ。


*「四球なるも7回川畑再び‟e”。記録席より金政に大声で指摘せしも、規則を知らず、そのまま打たせたので四球〇を正球(ストライク)と訂正せり。」と書かれているようです。‟e”とは五番打者のことで、6回二死スリーボールノーストライクの打席で盗塁失敗チェンジとなったので、7回は五番川畑が先頭打者として打席に立った。6回の打席の4球目がボールの判定であったのならば、その場で川畑四球で二死一二塁とすれば済むところ、何故チェンジとなったのか、山内の説明とも矛盾しているように見える。金政卯一主審は本当にこの程度のルールを知らなかったのか。真相や如何に。


 

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