8月15日 (火) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 3 0 0 0 0 0 0 0 4 朝日 11勝19敗1分 0.367 内藤幸三
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 産業 13勝20敗1分 0.394 野口正明 森井茂
勝利投手 内藤幸三 10勝8敗
敗戦投手 野口正明 6勝6敗
二塁打 (朝)坪内 (産)加藤
三塁打 (朝)酒沢
勝利打点 坪内道則 1
猛打賞 (朝)大島渡 1 (産)加藤正二 2
内藤幸三3試合連続完封!!!
朝日は初回、先頭の酒沢政夫が四球を選ぶと二盗に成功、田中豊一の一ゴロが進塁打となって一死三塁、坪内道則がレフト線に二塁打を放って1点を先制する。
朝日は2回、二死後大島渡が二塁にヒット、内藤幸三の左前打で無死一二塁、トップに返り酒沢政夫が左中間に三塁打を放って3-0、田中が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて4-0とリードを広げる。
産業は9回裏、一死後井上嘉弘がレフトにヒット、森井茂はストレートの四球、トップに返り小坂三郎も四球を選んで一死満塁と最後の反撃、しかし松尾幸造に代わる代打大沢紀三男は三振、スリーストライク目の投球をキャッチャー金光彬夫がサード坪内に送球してタッチアウト、ダブルプレーでゲームセットとなる。
8月6日の近畿戦からサードに入っている坪内道則が勝利打点を記録した。坪内がサードを守るのは一リーグ時代では昭和19年の7試合のみ(「日本プロ野球私的統計研究会」様のサイト参照)。この試合の守備では6回に「5-4-3」の併殺も記録した。8月6日の近畿戦でも併殺に絡んでいるが、この時は一死一塁の場面で三ゴロを一塁に送球、一走岡村俊昭が二塁ベースを蹴って三塁に向かい、ファースト菊矢吉男からの三塁送球をサード坪内が捕球して岡村をタッチアウトにした「5-3-5」。本日の試合でも上記のとおりもう一つ併殺に絡んでいるが「2-5C」であり、ホットコーナーの見せ場である「5-4-3」は昭和19年の7試合ではこの試合の一度のみ、1950年と51年にサードを守っているかは不明だが、生涯唯一の「5-4-3」であった可能性が高い。
内藤幸三は7安打5四球9三振の力投で3試合連続完封、10勝目をマークする。内藤はプロ入り以来最高の状態にある。「Wikipedia」には「1941年のシーズン直前にチームが翼軍と合併し大洋軍となってから人生が暗転」などと書かれているが(2019年4月9日現在)、何を根拠に書いているのでしょうね。内藤幸三氏の名誉のためにも、このような不適切な表記は削除するべきでしょう。
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