2019年4月11日木曜日

19年 阪神vs阪急 6回戦


8月15日 (火) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 2 0 4 0 0 7 阪神 24勝6敗2分 0.800 若林忠志
1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 阪急 15勝14敗1分 0.517 木暮英路 天保義夫

勝利投手 若林忠志 19勝4敗
敗戦投手 木暮英路   0勝1敗

二塁打 (神)武智、本堂 (急)山田
三塁打 (神)若林

勝利打点 武智修 4

猛打賞 (神)若林忠志 2、武智修 1


武智と辻の活躍で阪神快勝

 阪急は初回、先頭の山田伝が四球を選んで出塁、ここで若林忠志がボークを犯して無死二塁、坂井豊司の二ゴロが進塁打となって一死三塁、坂田清春が左前にタイムリーを放って1点を先制する。

 1回、2回と三者凡退の阪神は3回、先頭の若林が左中間に三塁打、森田明義は浅い右飛に倒れるが、武智修が三前にバントヒットを決めて三走若林が生還、1-1の同点とする。

 阪神は5回、先頭の若林がストレートの四球で出塁、森田の右前打で無死一二塁、武智が左中間に二塁打を放って2-1と逆転、トップに返り塚本博睦の三ゴロで三走森田がホームを突くがサード坂井からのバックホームにタッチアウト、一死一三塁から辻源兵衛が左前にタイムリーを放って3-1とする。

 阪神は7回、先頭の武智が右前打で出塁、トップに返り塚本の左前打で無死一二塁、辻が中前に2打席連続のタイムリーを放って4-1、一走塚本は三塁に進み、返球の間に打者走者の辻も二塁に走り無死二三塁、呉昌征が四球を選んで無死満塁、藤村冨美男の遊ゴロは「6-2-3」と渡って二死二三塁、本堂が左前に2点タイムリーを放って6-1、門前真佐人が四球を選んで二死一二塁、若林の中前タイムリーで7-1として試合を決める。

 若林忠志は6安打2四球4三振の完投で19勝目をマークする。

 敗れた阪急守備陣が4併殺を記録した。全てショート伊藤健一を起点とするもので、4回は一死一二塁で「6-4-3」、6回は一死一塁でショートライナーを一塁に送球して飛び出していた一走若林を刺し、7回は実況中継のとおり無死満塁で遊ゴロをバックホームして「6-2-3」、8回も一死一塁でショートライナーを一塁に送球して一走塚本を刺した。

 この試合の勝利打点は武智修に記録されたが、貴重な追加点となる2打席連続タイムリーを放った辻源兵衛が「並列の殊勲者」であった。辻は8月6日の巨人戦でも2本の二塁打を放って「   並列の殊勲者」を記録している。辻はこの後応召し、戦死することとなる。

 

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