昭和19年8月14日、巨人vs近畿6回戦において、岡村俊昭は第1打席と第2打席でヒットを放ち、この時点で117打数47安打となり、打率は4割2厘となった。昭和19年の規定打席数は「100打数」なので、規定打席到達時点で4割をマークしたこととなる。岡村は7月16日の朝日戦で4打数3安打を記録し、この時点で83打数34安打、打率4割1分を記録しているが、まだ「規定打席数」には達していない。
昭和19年は予定されていた「秋季リーグ戦」が中止されたため「春季」、「夏季」のみでシーズンが終了することになるが、8月14日の時点で「秋季リーグ戦」が中止されることが決まっていたかどうかは不明なので、この時点で岡村の「規定打席到達時点における4割打者」が認識されていたかどうかも不明である。
プロ野球史における「規定打席到達時点における4割打者」は、1944年の岡村俊昭と1989年のウォーレン・クロマティだけのようですね。
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