2016年6月14日火曜日

18年 巨人vs大和 4回戦


5月4日 (火) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 5 2 0 0 0 0 7 巨人 7勝7敗2分 0.500 藤本英雄
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 大和 7勝7敗1分 0.500 石田光彦 片山栄次

勝利投手 藤本英雄 4勝3敗
敗戦投手 石田光彦 2勝1敗

二塁打 (巨)坂本、永沢 (和)小松原

勝利打点 藤本英雄 1

猛打賞 (巨)坂本茂 2、永沢富士雄 1


永沢富士雄、猛打賞

 大和は3回、先頭の渡辺絢吾の三ゴロをサード小池繁雄が一塁に悪送球、トップに返り木村孝平の一塁線送りバントをファースト小暮力三がお手玉、犠打とエラーが記録されて無死一二塁、巨人はファーストを小暮から永沢富士雄に交代、苅田久徳の三ゴロをサード小池が二塁に送球するがセカンド坂本茂が落球、巨人は初回にもショート白石敏男がエラーをしており、3回で先発内野陣全員が失策を記録した。無死満塁となって大塚鶴雄の三ゴロで三走渡辺が還り1点を先制、三塁に進んだ二走木村が塁を離れてタッチアウトとなり一死一二塁、金子裕の遊ゴロで大塚は二封、金子が二盗を決め、小松原博喜が四球を選んで二死満塁とするが、呉新亨は二ゴロに倒れて追加点はならず。

 巨人は4回、先頭の中島治康が左前打、青田昇の左前打をレフト小松原が逸らす間に中島は三塁に進み、永沢が右中間に二塁打を放って1-1の同点、多田文久三が一ゴロに倒れて一死二三塁となったところで大和ベンチは先発の石田光彦から片山栄次にスイッチ、小池は四球で一死満塁、藤本英雄がレフト線にタイムリーを放って2-1と逆転、トップに返り呉昌征は捕邪飛に倒れて二死満塁、坂本が左前に2点タイムリーを放って4-1、白石の遊ゴロをショート木村がエラーして二死満塁、中島がこの回2本目のヒットとなるタイムリーを左前に放って5-1とする。


 巨人は5回、先頭の永沢が中前打、多田は三塁に内野安打、小池の送りバントは捕邪飛となって失敗、藤本の中前打で一死満塁、トップに返り呉の投ゴロで三走永沢は本封、坂本が中前にタイムリーを放って6-1、白石も左前にタイムリーを放ち7-1として試合を決める。二走呉も三塁ベースを蹴ってホームに向かいかけて三塁ベースに戻るが「7-6-5」と送球されてタッチアウト。


 巨人先発の藤本英雄は相変わらず四球の多いピッチングであったが、6安打6四球6三振1失点、自責点ゼロの完投で4勝目をあげる。



 巨人内野陣は3回までに4人がエラーを記録、4回から気合を入れ直したのはベンチで中島治康監督のカミナリが落ちたからか。ファースト小暮力三に代わって出場した永沢富士雄が同点二塁打と追加点のきっかけとなるヒットを放ち、救世主となった。このところで番が少ない大ベテランの永沢は、この日4打数3安打1安打1得点を記録して、坂本茂と共に猛打賞を獲得した。




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