2016年6月19日日曜日

18年 巨人vs名古屋 2回戦


5月8日 (土) 横浜

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 0 0 0 2 巨人 7勝8敗2分 0.467 須田博
2 0 0 0 0 0 0 0 0 1 名軍 11勝4敗1分 0.733 石丸進一

勝利投手 石丸進一 3勝1敗
敗戦投手 須田博     3勝3敗

二塁打 (名)小鶴

勝利打点 小鶴誠 4


石丸進一、守備に救われ完投勝利

 横浜平和球場の第二試合は巨人が須田博、名古屋は石丸進一が先発。戦争に運命を翻弄された二人の対決となった。この二人が先発投手として対戦したのは、昭和17年10月18日とこの日の2試合だけである。

 名古屋は初回、一死後岩本章の当りは三ゴロ、これをサード小池繁雄が一塁に悪送球して一死二塁、古川清蔵が三塁内野安打から二盗を決めて一死二三塁、小鶴誠が中越えに二塁打を放ち2点を先制する。


 巨人は3回、二死後坂本茂が死球を受けて出塁、白石敏男の左前打で二死一二塁、中島治康が中前にタイムリーを放って1点返し1-2とする。


 石丸進一はランナーを出しながらも要所を締め、6安打6四球無三振の完投で3勝目をあげる。



 開幕から調子が出ない巨人はこの日も内野陣が4失策、初回の失点もサード小池の悪送球がきっかけであった。


 一方、開幕から快調に首位を走る名古屋は守備陣も好調で、この日も4併殺を完成させて苦しいピッチングの石丸進一を盛り立てた。



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