2016年6月19日日曜日

不振の巨人



 昭和18年の巨人は開幕から17試合を経過して7勝8敗2分と負越し。巨人が開幕から17試合を経過して負越しというのは、昭和12年に長期リーグ戦が開始されてから初めてのこととなります。

 巨人はシーズン序盤はもたつくことも多いのですが、17試合も経過してくると実力の違いを見せつけるというのが毎年繰り返されてきたパターンです。昭和12年春以降の17試合経過時点の成績は、

12年春 12勝5敗
12年秋 10勝7敗
13年春 12勝5敗
13年秋 13勝3敗1分
14年     12勝5敗
15年     11勝6敗
16年     13勝4敗
17年     11勝6敗
18年       7勝8敗2分

となっており、昭和18年は、球団創設以来初めて負け越していることが分かります。

 川上、吉原、水原が応召で抜けたことが大きいのは勿論ですが、これはどのチームも事情は変わりません。内野陣にミスが多いこと、藤本英雄のコントロールが悪いことが主な原因となっています。




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