昭和18年の巨人は開幕から17試合を経過して7勝8敗2分と負越し。巨人が開幕から17試合を経過して負越しというのは、昭和12年に長期リーグ戦が開始されてから初めてのこととなります。
巨人はシーズン序盤はもたつくことも多いのですが、17試合も経過してくると実力の違いを見せつけるというのが毎年繰り返されてきたパターンです。昭和12年春以降の17試合経過時点の成績は、
12年春 12勝5敗
12年秋 10勝7敗
13年春 12勝5敗
13年秋 13勝3敗1分
14年 12勝5敗
15年 11勝6敗
16年 13勝4敗
17年 11勝6敗
18年 7勝8敗2分
となっており、昭和18年は、球団創設以来初めて負け越していることが分かります。
川上、吉原、水原が応召で抜けたことが大きいのは勿論ですが、これはどのチームも事情は変わりません。内野陣にミスが多いこと、藤本英雄のコントロールが悪いことが主な原因となっています。
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