5月24日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 黒鷲 7勝25敗2分 0.219 石原繁三
1 0 0 0 0 0 1 5 X 7 阪急 18勝15敗2分 0.545 橋本正吾 森弘太郎
勝利投手 橋本正吾 1勝1敗
敗戦投手 石原繁三 5勝11敗
二塁打 (黒)木村 (急)黒田
三塁打 (急)山田
勝利打点 池田久之 2
猛打賞 (黒)木村孝平 1 (急)上田藤夫 1
池田久之、代打決勝タイムリー
黒鷲vs阪急ダブルヘッダーの第二試合は午後0時58分、二出川延明主審の右手が上がりプレイボール。
阪急は初回、一死後上田藤夫が四球を選んで出塁、フランク山田伝が左前打、ダブルスチールを決めて一死二三塁、山下好一が四球を選んで一死満塁、黒田健吾の左前タイムリーで1点を先制、二走山田も三塁ベースを蹴ってホームに向かうがレフト杉江文二からのバックホームを中継したピッチャー石原繁三からの送球にタッチアウト。
黒鷲は3回、一死後渡辺絢吾が四球を選んで出塁、木村孝平のレフト線二塁打で一死二三塁、木下政文のライト線タイムリーで1-1の同点に追い付く。
阪急は7回、一死後中村栄の遊ゴロをショート木村が一塁に悪送球、打者走者の中村は二塁に進んで一死二塁、橋本正吾に代わる代打池田久之が右前に殊勲のタイムリーを放って2-1と勝ち越す。
先発の橋本に代打を送り勝負を賭けて勝ち越した阪急は8回からエース森弘太郎をリリーフのマウンドに送る。
阪急は8回裏、先頭の上田が左前打で出塁、山田が左越えに三塁打を放って3-1、山下好一の遊ゴロを又もショート木村が一塁に悪送球する間に山田が還って4-1、黒田は四球、日比野武の二ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、第一試合の殊勲者石井武夫は二飛に倒れて二死二三塁、中村がセンターに抜ける2点タイムリーを放って6-1、バックホームの間に中村は二塁に進み、森の中前タイムリーで7-1として試合を決める。
森弘太郎は2イニングを三者凡退に抑えて今季初セーブをマーク、阪急がダブルヘッダーに連勝した。
黒鷲のショート木村孝平は2つのタイムリーエラーを犯したが打っては4打数3安打二塁打1本と猛打賞を記録する。木村は今季2割3分9厘をマークして打撃ベストテンの第7位にランクインすることとなる。殿堂入りする8位の白石敏男や10位の小鶴誠よりも上位なのである。翌18年も全試合に出場して2割2分8厘で第11位。戦前でも最も打球の飛ばなかった時代に強打の内野手として活躍した。木村孝平は戦死することとなるが何故か「鎮魂の碑」には祀られておらず、「戦没野球人モニュメント」にその名が刻まれている。
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