5月20日 (水) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 計
0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 朝日 13勝17敗2分 0.433 林安夫
0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 阪急 16勝13敗2分 0.552 天保義夫 森弘太郎
二塁打 (朝)広田、岩田、鬼頭
勝利打点 なし
猛打賞 (朝)岩田次男 2
三重殺
朝日は初回、先頭の坪内道則がストレートの四球で出塁、しかし室脇正信の二ゴロが「4-6-3」と渡ってゲッツー、内藤幸三も三振に終わる。2回も二死後広田修三が左中間二塁打を放つが伊勢川真澄は二ゴロに倒れて無得点。
朝日は3回、先頭の五味芳夫が四球で出塁、林安夫の投前送りバントは正面過ぎて二塁はアウトのタイミングであったが焦った天保義夫が二塁に悪送球、五味は三塁に進み、林が二盗を決めて無死二三塁、トップに返り坪内が死球を受けて無死満塁、室脇の三ゴロはサード黒田健吾からキャッチャー池田久之、更にファースト日比野武と渡り、二走林が三塁ベースを蹴ってホームに向かうと日比野から池田に送球されてタッチアウト、トリプルプレーが記録された。
朝日は6回、先頭の坪内の遊ゴロをショート上田藤夫がエラー、捕逸で坪内が二進、室脇が送りバントを決めて一死三塁、内藤の一ゴロで三走坪内がホームを狙い、ファースト日比野がバックホームしたがセーフ、野選が記録されて1点を先制する。
朝日先発の林安夫は1回、2回にヒットを許したが3回以降ノーヒットピッチング、完封が見えてきたが9回に捕まった。
阪急は9回裏、先頭の上田が四球で出塁、山下好一の右前打で無死一二塁、黒田健吾の投ゴロの間に二者進塁して一死二三塁、日比野は四球を選んで一死満塁、ここで池田が三遊間を破り上田が還って1-1の同点、二走山下好一も三塁ベースを蹴ってホームに向かうがレフト室脇からのバックホームにタッチアウト、江口行雄も二飛に倒れてサヨナラはならず延長戦に突入する。
阪急は10回から先発の天保に代えて森弘太郎をマウンドに送り、森は12回までノーヒットピッチング。林も延長に入って阪急打線を三者凡退に抑え、第二試合が予定されていることから午後2時51分、延長12回で時間切れ引分けが宣告された。
林安夫は12回を完投して4安打6四球6三振1失点の好投であった。3回の三重殺は二走林がホームを狙ったために達成されたもの、林の熱い気持ちから生まれた記録であった。
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