2019年10月19日土曜日

21年 セネタースvsゴールドスター 2回戦


5月17日 (金) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 0 0 0 3 0 3 セ軍 5勝7敗 0.417 白木義一郎 
0 0 0 4 0 0 0 0 X 4 ゴ軍 6勝6敗1分 0.500 江田孝 石田光彦

勝利投手 江田孝        1勝0敗
敗戦投手 白木義一郎 4勝4敗
セーブ    石田光彦  1 

勝利打点 (ゴ)菊矢吉男 1


江田孝、粘りのピッチング

 本日も昨日に続いて西宮で2試合と後楽園で1試合。西宮の第1試合は午後0時58分、金政主審の右手が上がりプレイボール。

 調子の出ないセ軍は鈴木清一を九番に下げ、これまで外野で起用していた長持をセカンドに入れて二番に起用、ベテラン家村相太郎が久々にスタメン復帰というオーダーを組んできた。


 ゴ軍の先発投手はこれまで内藤幸三と石田光彦だけであったがこの日は江田孝が今季初先発。


 その江田が粘りのピッチングを見せた。初回、一死後長持の二ゴロをセカンド大友がエラー、しかし長持を牽制球で釣り出しピンチの目を摘む。2回も一死後白木の一ゴロをファースト菊矢がエラー、しかし続く田中宣顕を三振、当たっている末崎を投ゴロに打ち取る。3回はヒットと2個の四球で自ら二死満塁のピンチを招くが勝負強い飯島を左飛に打ち取り無失点。4回、5回は三者凡退と、尻上がりに調子を上げてきた。


 ゴ軍は4回裏、先頭の大友が右前打で出塁、坪内も中前打で続いて無死一二塁、菊矢が二遊間をゴロで抜くヒット、これをセンター大下が後逸、二走大友に続いて一走坪内もホームに還って2-0、打者走者の菊矢は二塁に進み、田中の右前打で無死一三塁、ここで田中がスタート、キャッチャー熊耳の二塁送球が悪送球となって三走菊矢が生還し3-0、田中は三塁に進み、辻功のピッチャー返しが白木のグラブを弾き、ショート鈴木がバックアップして辻は一塁アウトとなるが、この間に三走田中が還って4-0とリードする。


 7回まで江田に抑えられてきたセ軍は8回表、一死後大下の当りは二ゴロ、これをセカンド大友がこの日2個目のエラー、飯島が四球を選んで一死一二塁、白木が左前打を放って一死満塁、ここで一言がカウントワンボールツーストライクからの4球目をセンターにヒット、三走大下に続いて二走飯島も生還、更に一走白木まで一気にホームに還る好走塁を見せて3-4と1点差、一言はシングルヒットで3打点を記録した。センターは坪内なのでクロマティのような緩慢プレーがあったとも考えられず、カウントからは考え辛いが勝負を賭けた満塁エンドランの可能性もあるか。バックホームの間に打者走者の一言は二塁に進んで一死二塁、ここでゴ軍ベンチは先発の江田から石田にスイッチ、熊耳の一飛に一言が飛び出しており「3-6」と送球されてタッチアウト、ダブルプレーでスリーアウトチェンジ。


 セ軍は最終回、先頭の上口政が中前打で出塁すると代走に大木薫四郎を起用、鈴木が二前に送りバントを決めて一死二塁、二前なので自らも生きようとしたプッシュバントか、トップに返り横沢の二ゴロで大木は三塁に進んで二死三塁、しかし長持は一飛に倒れてゲームセット。


 初先発の江田孝は戦後初勝利、石田は戦後初セーブを記録する。


 昨日6失策で惨敗したセ軍はこの日も大下と熊耳のエラーで敗れた。早急に守備を立て直す必要がある。


 対照的にゴ軍の江田は立ち上がりから味方のエラーの連続にも腐らず粘りのピッチング、最後は少しバテたが石田の好リリーフで逃げ切った。



*江田孝の直筆サイン入りカード。大陽ロビンス「江田貢一」時代です。 


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