5月11日 (土) 西宮
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 0 6 8 パ軍 5勝5敗 0.500 井筒研一 真田重蔵
0 1 0 0 1 0 3 0 0 5 中部 3勝5敗1分 0.375 井上嘉弘 西沢道夫
勝利投手 井筒研一 2勝2敗
敗戦投手 西沢道夫 0勝1敗
セーブ 真田重蔵 1
二塁打 (パ)辻井 (中)加藤、服部
本盗 (パ)辻井弘 1
勝利打点 (パ)森下重好 3
4安打のパ軍、13安打の中部を破る
西宮の第2試合は午後2時55分、金政主審の右手が上がりプレイボール。
パ軍は初回、一死後木暮が四球を選んで出塁、辻井がライト線に二塁打を放って一死二三塁、小島の右犠飛で1点を先制、二走辻井もタッチアップから三塁に進み、森下は四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて2-0とする。
中部は2回裏、一死後服部が三塁にヒット、加藤が左中間に二塁打を放って一死二三塁、藤原の三ゴロの間に三走服部が還って1-2とする。
中部は3回裏、先頭の木下のピッチャー返しは井筒のグラブを弾き、バックアップのショート喜瀬正顕が一塁に送球してアウト、トップに返り岩本は四球、金山の遊ゴロの間に岩本は二進、古川の投ゴロを井筒がエラー、小鶴が四球を選んで二死満塁、しかし服部は右飛に倒れて無得点。
中部は4回から先発の井上嘉弘に代わって西沢道夫がリリーフのマウンドに上がる。
中部は4回裏、一死後藤原が左前打、西沢の遊ゴロでランナーが入れ替わり、木下の遊ゴロをショート喜瀬がエラー、トップに返り岩本の遊ゴロも喜瀬がエラーして2イニング連続の二死満塁、しかしここも金山が左飛に倒れて無得点。
中部は5回裏、先頭の古川が四球で出塁、しかし小鶴の遊飛に古川が戻れず「6-3」と送球されてゲッツー、ここはエンドラン失敗か、しかし服部が中越えに二塁打、加藤がレフト線に同点タイムリーを放ち2-2と追い付く。
中部は6回裏、西沢、木下の下位打線が連打で無死一二塁、しかし岩本、金山、古川の上位打線が凡退して無得点。
中部は7回裏、先頭の小鶴が左前打で出塁、服部が送りバントを決め、加藤はストレートの四球で一死一二塁、藤原が右前打を放って一死満塁、ここで西沢が左前に2点タイムリーを放ち4-2と勝ち越し、一走藤原は三塁に進んで一死一三塁、木下の遊ゴロ併殺崩れの間に三走藤原が還って5-2とリードを広げる。
パ軍は5回の一死満塁のチャンスを逃すなど、走者を出しながらも西沢を崩せず試合は最終回へ。
パ軍は9回表、先頭の平野に代わる代打湯浅が四球を選んで出塁、井筒に代わる代打藤村隆男の遊ゴロをショート金山がエラー、一走湯浅は三塁に進んで無死一三塁、トップに返り富松はストレートの四球を選んで無死満塁、木暮が押出し四球を選んで3-5と2点差、辻井も押出し四球を選んで4-5と1点差、そして小島も押出し四球で5-5の同点、森下が左前にタイムリーを放ち6-5と逆転、伊勢川の三ゴロの間に三走辻井が還って7-5、喜瀬の左前タイムリーで8-5とりーどを広げ、湯浅のサードライナーに一走喜瀬が飛び出し「5-3」と送球されてゲッツー、ようやく長い攻撃が終了する。
パ軍は先発井筒に代打を出したので9回のマウンドには真田重蔵が上がる。
中部は最終回、先頭の加藤の当りは三ゴロ、これをこの回から平野に代わってサードに入った大沢喜好がエラー、続く藤原の当りはセンターへのフライ、何とこれを富松が落球、しかし真田が踏ん張り、続く西沢は三振、木下の投ゴロが「1-5-3」と渡りダブルプレーとなって試合終了。
いきなりの連続エラーにも屈せず真田重蔵は戦後初のセーブを記録した。
13安打を放って終始押し気味に試合を進めた中部は4安打のパ軍に敗れた。3個目の勝利打点を記録した森下重好の勝負強いバッティングが目立っている。
最終回5連続四球の西沢道夫は6イニングを投げて8四球。西沢は4月28日の巨人戦でも5回3分の0で8四球を与えている。一方、打撃の方はこの日4打数2安打2打点、真剣に打者転向を考えるべき時期に差し掛かっている。
*戦後最初の「セーブ」を記録した真田重蔵。松竹時代のブロマイド。よく見る小型のやつです。
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