2019年10月14日月曜日

21年 第3節 トピックス


 第3節は合計13試合。阪急は今節1勝2敗で勢いは止まったが依然として7勝3敗で首位を独走。パ軍が6勝5敗1分で2位。

 藤本の2試合連続のほか、白木、石田、真田、森井と6試合が完封試合。真田は延長12回を3安打完封。森井も3安打完封。石田は5安打完封及び勝利打点。


 加藤正二が12日のタ軍戦で第2号を放って現在「本塁打王」。ここまで中部の加藤が2本、岩本と服部が1本で他球団ではまだ本塁打は出ていない。


 飯島滋弥が11日の巨人戦で今季3個目の勝利打点。森下重好も11日の中部戦で今季3個目の勝利打点。現在この2人が「勝利打点王」。


 上田藤夫が11日のグ軍戦で延長11回表に今季2本目の「満塁走者一掃二塁打」。


 グ軍守備陣は12日のセ軍戦で5併殺を記録。パ軍も13日の中部戦で延長12回ながら5併殺。


 12日のゴ軍vsパ軍1回戦で両軍全員刺殺を記録。「日本野球年鑑」によると昭和21年の全試合でこの試合のみの記録とのこと。


 パ軍は11日の中部戦で重盗により辻井弘が本盗を記録。更に13日の中部戦でも重盗により富松信彦が本盗を記録。


 タ軍の本堂保次は13日のゴ軍戦で決勝犠飛。本堂は今季3個目の犠飛で現在断トツの「犠飛王」。


 グ軍の堀井数男は12日のセ軍戦で一言と黒尾から2個の死球を受ける。


 タ軍は10日のパ軍戦で藤村、本堂、土井垣、小俣の4人が猛打賞を記録、「ダイナマイト打線」が爆発した。


 小俣秀夫は10日に3安打、11日のゴ軍戦で1安打。小俣は今季通算4安打、その全てを今節に放った。小俣は今季で一旦プロ野球を離れて昭和22年に全京都、昭和24年に星野組で都市対抗野球に出場し、昭和25年に毎日オリオンズでプロに復帰して4年ぶりにヒットを記録することとなる。



*小俣秀夫は昭和22年「全京都」に所属して都市対抗野球に出場。


*昭和24年には「星野組」に所属して都市対抗野球に優勝。全京都-星野組-毎日オリオンズを通じて西本幸雄と行動を共にする。(参照:「都市対抗野球60年史」)


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