2019年10月21日月曜日

21年 中部日本vsグレートリング 1回戦


5月17日 (金) 後楽園 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計 
0 0 0 0 0 0 1 0 0  1  2 中部 5勝6敗2分 0.455 森井茂 
0 0 0 0 0 1 0 0 0  0  1 グ軍 4勝6敗 0.400 丸山二三雄 

勝利投手 森井茂   5勝2敗
敗戦投手 丸山二三雄 3勝2敗 

本塁打 (グ)筒井 1号

勝利打点 (中)藤原鉄之助 1


森井茂、芸術的ピッチング

 後楽園の試合は午後3時丁度、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 中部先発の森井茂が芸術的ピッチングを見せた。


 初回、先頭の安井に左前打を許すが、宮崎を三ゴロ併殺に打ち取って波に乗った。2回は三者凡退。3回、一死後桶川を四球で歩かせるが、筒井の遊ゴロで桶川は二封、キャッチャー服部が筒井の二盗を刺してスリーアウトチェンジ。


 4回にこの試合唯一のピンチを迎える。先頭の安井を四球で歩かせ、宮崎は捕邪飛に打ち取るが、安井に二盗を許し、木村も四球で歩かせて一死一二塁、山本を遊ゴロに打ち取り木村は二封、二死一三塁堀井の打席でグ軍が重盗を仕掛けたが、服部-金山-服部と折り返して安井の本盗を防ぎスリーアウトチェンジ。三走安井、一走山本のシチュエーションなのでダブルスチールを読んでいた可能性が高い。


 5回を三者凡退に抑えて6回、一死後筒井に左翼本塁打を許して1点を先行される。


 中部は直後の7回表、先頭の森井が左前にライナーのヒットを放って意地を見せると後続が奮起、鈴木秀雄の一ゴロで森井茂は二封、トップに返り岩本は遊飛に倒れるが、金山が左前打でつなぎ、加藤がストレートの四球を選んで二死満塁、小鶴が粘って押出し四球を選び1-1の同点とする。


 森井は7回裏二死後、堀井に左前打を許すが岡村を一ゴロに抑える。8回は三者凡退、9回は先頭の俊足安井がセーフティバントを試みるが森井が巧く捌いてアウト、後続を抑えて延長戦に突入。



 中部は10回表、一死後小鶴、古川、服部、藤原が4連続四球、押出しで決勝点をあげた。

 森井茂はグ軍最終回の攻撃も山本を三振、堀井を三ゴロ、岡村に代わる代打清水秀雄を三飛に打ち取り、3安打3四球1三振1失点の完投でハーラー単独トップに立つ5勝目をマークする。116球のリズムの良いピッチングに応えて中部守備陣はノーエラーであった。

 一方、丸山二三雄は10回を完投して163球で12四球、最後は4連続四球で決勝点を与えた。四球が多いと守備陣のリズムが崩れるものだが、グ軍守備陣もノーエラー。これは評価できる。


 筒井敬三はプロ入り4本目のヒットが初本塁打となった。筒井は神奈川大学の前身となる横浜専門学校出身、笠松実の後輩になる。



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