2015年10月20日火曜日

17年 南海vs朝日 11回戦


10月11日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 南海 43勝43敗 0.500 神田武夫
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 朝日 37勝43敗6分 0.463 内藤幸三

勝利投手 神田武夫 24勝15敗
敗戦投手 内藤幸三   2勝6敗

勝利打点 岡村俊昭 7


元祖トリプルスリー

 南海は胸を病む神田武夫、朝日は9月・10月の月間MVPに輝いた絶好調の内藤幸三が先発。


 南海は2回、先頭の岩本義行が四球で出塁、続く国久松一の打席で岩本が二盗に成功、国久は投ゴロに倒れて一死二塁、更に岡村俊昭の打席で岩本が三盗に成功して一死三塁、岡村の二ゴロの間に岩本が還って1点を先制する。この1点が決勝点となった。


 神田武夫は6安打1四球3三振で今季6度目の完封、24勝目をあげる。神田の完封勝利は5月2日以来約半年ぶりとなる。


 2回一死三塁の場面で岡村俊昭の二ゴロの間に三走岩本義行がホームに還り岡村に勝利打点が記録されたが、‟真の殊勲者”は2つの盗塁を決めて三塁に進んでいた岩本義行であった。


 岩本は今季一試合3本塁打を記録するなど豪打で名高いが、快足を飛ばす駿足ランナーでもあった。2015年の野球界はヤクルトの山田、ソフトバンクの柳田が「トリプルスリー」を達成して大いに盛り上がったが、「トリプルスリー」の元祖こそ、この日2盗塁を決めた岩本義行であった。岩本は1950年に打率3割1分9厘、39本塁打、34盗塁を記録して「トリプルスリー」第一号となる。同年に別当薫が打率3割3分5厘、43本塁打、34盗塁を記録、一シーズンで「トリプルスリー」二人は1950年以来65年ぶりのこととなった。1950年は「ラビットボール」を使用した年ですが、2015年は「飛ぶボール疑惑」は話題になりませんでした。



*岩本義行が二盗、三盗を決めた場面。




 

0 件のコメント:

コメントを投稿