2015年10月16日金曜日

17年 巨人vs南海 12回戦


10月10日 (土) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 0 0 1 0 3 巨人 58勝24敗4分 0.707 藤本英雄
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 南海 42勝43敗 0.494 川崎徳次

勝利投手 藤本英雄   3勝0敗
敗戦投手 川崎徳次 13勝14敗

二塁打 (南)国久
三塁打 (巨)中島

勝利打点 なし

猛打賞 青田昇 2


別所昭、ほろ苦いデビュー

 南海は三番レフトにプロ入り初出場となる別所昭を起用する。この試合では戦場から帰還してきた清水秀雄も登場する。

 巨人は3回、先頭の呉波の当りは遊ゴロ、これをショート柳鶴震がエラーして無死一塁、小暮力三の打球は三遊間を抜けて快足呉は三塁に向かう。ここでレフト別所が後逸、呉が還って2-0とする。

 巨人先発の藤本英雄に6回まで3安打無得点に抑えられてきた南海は7回、先頭の岡村俊昭が四球で出塁、国久松一の右中間二塁打で無死二三塁、中野正雄は三振に倒れるが、川崎徳次が四球を選んで一死満塁、南海ベンチはここで八木進に代えて清水秀雄を代打に送り、清水は期待に応えて右犠飛を打ち上げて1-2とする。

 巨人は8回、先頭の中島治康が左中間に三塁打、青田が右前にタイムリーを放って3-1とする。

 藤本英雄は6安打3四球3三振の完投でプロ入り3連勝。


 プロ入り初出場の別所昭は4打数2安打であったが3回の守りで決勝のタイムリーエラー、ほろ苦いデビューとなった。


 藤本英雄が勝利投手、青田昇が猛打賞、別所昭がデビューと、戦後につながる人材が徐々に登場してくる。


 

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