2025年9月29日月曜日

阪急vs金星 11回戦

7月25日 (金) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 2 0 2 阪急 29勝31敗2分 0.483 野口二郎 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 金星 22勝38敗1分 0.367 重松通雄

勝利投手 野口二郎 10勝10敗 
敗戦投手 重松通雄   8勝7敗

二塁打 (急)荒木、山田 (金)内藤

勝利打点(急)山田伝 2


両軍無四球無失策

 甲子園の第1試合は野口二郎と重松通雄の先発で午後1時34分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。

 重松は快調なピッチングで7回まで3安打無四球無失点。

 野口二郎も7回まで5安打無四球無失点の好投。

 阪急は8回表、一死後荒木茂が三塁線にヒット、山田伝が中越えにタイムリー二塁打を放ち均衡を破り、トップに返り田中幸男の左前打で一死一三塁、上田藤夫の右前タイムリーで1点追加して2-0とリードする。

 金星は8回裏、二死後山本秀男に代わる代打内藤幸三が左中間に二塁打を放ってチャンスを作るが後続なく無得点。

 野口二郎は最終回を三者凡退に抑えて6安打無四球1三振で今季2度目の完封、86球の投球でマダックスを達成した。

 重松通雄も97球で無四球完投の好投を見せた。

 両軍無四球無失策、下位チーム同士の対戦であったが引き締まった試合だった。

2025年9月28日日曜日

22年 大阪vs東急 10回戦

7月25日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大阪 42勝18敗1分 0.700 渡辺誠太郎 若林忠志 野崎泰一 
1 0 5 1 0 0 0 0 X 7 東急 23勝33敗2分 0.411 黒尾重明

勝利投手 黒尾重明     7勝9敗 
敗戦投手 渡辺誠太郎 2勝3敗

三塁打 (東)鈴木清一、大下、鈴木圭一郎
本塁打 (東)大下弘 4号

勝利打点(東)大下弘 8

猛打賞 (大)金田正泰 5 (東)鈴木清一 1、大下弘 4


大下が5打点の爆発、首位独走の大阪を粉砕

 第15節2日目、後楽園の第1試合は渡辺誠太郎と黒尾重明の先発で午後1時1分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 東急は初回、先頭の一言多十が右前打で出塁、鈴木清一も中前打で続いて無死一二塁、飯島滋弥の二ゴロが「4-6-3」と渡ってダブルプレー、二死三塁となって大下弘が左中間に先制三塁打を放ち1-0とリードする。

 東急は3回裏、先頭の鈴木清一が右前打で出塁、飯島も中前打で続いて初回に続いて無死一二塁、大下のセンター左へのライナーが左中間に抜ける間に鈴木と飯島が生還、打者走者の大下もホームに還るランニングスリーランとなり3点追加して4-0、続く長持栄吉は四球で出塁、大阪は先発の渡辺に代えて若林忠志をマウンドに送り、鈴木圭一郎がセンター左奥にタイムリー三塁打を放ち5-0、二死後大沢喜好の遊ゴロをショート長谷川善三がファンブル、三走鈴木圭一郎は三塁ベースからハーフウェイで様子見、長谷川は鈴木のリードが大きいと見てサードに送球するが悪送球、鈴木がホームインしてこの回5点目となって6-0、名手長谷川にWエラーが記録される。

 東急は4回裏、先頭の鈴木清一が右中間に三塁打、一死後大下の二ゴロの間に三走鈴木が還って7-0と大きくリードする。

 鈴木清一は昨年日本記録となる14本の三塁打でリーグ最多であったが、今季はこれが最初の三塁打であった。

 東急は6回以降は1安打だけで無得点。

 黒尾重明は10安打2四球3三振で首位独走の大阪を完封、7勝目をマークする。

 大下弘は昭和21年6月2日の中部戦以来となる5打点を記録。大下は三塁打、ランニングホームラン、シングルを打って4打数3安打の猛打賞。前日甲子園第2試合の小前博文と同じく惜しくもサイクルヒットを逃した。1本足らずでサイクルを逃したケースは多々あるが、小前は逃した1本が中飛で少し抜けていれば二塁打となってサイクル達成の可能性があったが、大下の唯一の凡退は二ゴロで二塁打になる可能性は低く、小前の惜しさよりは惜しさの程度が低い。

 大下の三塁打とランニングホームランが左方向への当りであったことは注目に値する。大下は昨年20本の本塁打を放ったが、19本目までは右方向への当りで、20本目に初めて左方向に叩き込んだ。三振が多く振り回すだけの打撃は多くの守旧派の評論家には悪評であった。シーズン終盤に打撃スタイルを変えた結果が20本目のレフトスタンドへのホームランであった。

 今季はシーズン初めから左方向へのヒットが多く、打率は高いが本塁打は少ない。大下が首位打者になる可能性は高いが、本塁打王になる可能性は低いのではないか。当ブログでは、スコアカードから大下の打撃スタイルの変化を検証していく。

2025年9月23日火曜日

22年 巨人vs金星 10回戦

7月24日 (木) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 1 0 0 0 2 巨人 30勝29敗1分 0.508 中尾輝三 小松原博喜 
0 0 2 0 0 0 0 2 X 4 金星 22勝37敗1分 0.373 内藤幸三

勝利投手 内藤幸三     6勝8敗 
敗戦投手 小松原博喜 5勝4敗

二塁打 (金)坪内2
三塁打 (金)小前
本塁打 (金)小前博文 2号

勝利打点(金)小前博文 2

猛打賞 (金)小前博文 1


小前博文、サイクルヒットを逃すも決勝ツーラン

 甲子園の第2試合は中尾輝三と内藤幸三の両サウスポーの先発で午後3時30分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 5連勝と波に乗る巨人は初回、先頭の山川喜作が左前打で出塁、田中資昭は四球を選んで無死一二塁、千葉茂の欠場によりこの日三番に入った小松原博喜が左前にタイムリーを放ち1点を先制、一走田中は三塁に向かうが、レフト小前博文からの返球をカットしたピッチャー内藤が機敏に三塁に送球して田中はタッチアウト、川上哲治の左前打で一死一二塁とチャンスは続くが、平山菊二の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 金星は1回裏、一死後大友一明が左前打で出塁、坪内道則監督はストレートの四球で一死一二塁、西沢道夫の三ゴロで坪内は二封、清原初男は四球を選んで二死満塁とするが、小前は中飛に倒れて無得点。

 巨人は2回裏、先頭の中島治康がレフト線ヒットで出塁するが、古家武夫の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、直後に武宮敏明がレフト線にヒットを放つが、中尾は左飛に倒れて無得点。

 金星は3回裏、先頭の酒沢政夫が四球を選んで出塁、一死後坪内が中越えにタイムリー二塁打を放ち1-1の同点、西沢の中前打で坪内は三塁ストップするが、中継に入ったセカンド古家の悪送球の間に坪内も還って2-1と逆転する。

 巨人は5回表、先頭の古家がストレートの四球で出塁、武宮の一塁線ヒットで無死一二塁、中尾の投前送りバントを内藤がお手玉して無死満塁、トップに返り山川は浅い左飛に倒れ、田中の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。

 巨人は6回表、二死後平山が中前打から二盗、キャッチャー辻勇夫の悪送球もあって平山は三塁に進み、中島はストレートの四球、古家に代わる代打多田文久三も四球を選んで二死満塁、武宮も押出し四球で2-2の同点に追い付く。

 巨人は8回からセンターの小松原博喜をリリーフのマウンドに送る。

 金星は8回裏、先頭の坪内が中越えに二塁打、西沢はストレートの四球で無死一二塁、清原初男の遊ゴロは「6-4-3」と渡ってダブルプレー、二死三塁となって小前がセンター左奥に決勝のツーランを叩き込んで4-2とする。

 内藤幸三は8安打6四球3三振と走者を出しながらも136球の粘りの完投で6勝目をマークする。

 巨人は5回までに3併殺の拙攻で6連勝を逃した。

 小前博文は第1打席センターフライの後、第2打席で左前打、第3打席でセンター右奥に三塁打、第4打席でセンター左奥に決勝ツーランの猛打賞であった。第1打席の中飛が抜けて二塁打だったら、日本プロ野球史上初のサイクルヒット達成だっただけに惜しまれる。

 坪内道則監督が2本の二塁打を打っているので、1本を小前に分けてやればサイクルヒットであったが、野球はアンパンマンのような分けには行かない(笑)。

2025年9月22日月曜日

22年 中日vs東急 7回戦

7月24日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 中日 34勝23敗1分 0.596 清水秀雄 
2 0 0 1 0 0 0 0 X 3 東急 22勝33敗2分 0.400 白木義一郎

勝利投手 白木義一郎 11勝12敗 
敗戦投手 清水秀雄      7勝5敗

二塁打 (中)杉浦 (東)長持、清水、一言、大下

勝利打点(東)長持栄吉 2


白木が完封で11勝目

 後楽園の第2試合は清水秀雄と白木義一郎の先発で午後3時2分、池田球審の右手が上がりプレイボール。

 東急は初回、先頭の一言多十が四球を選んで出塁、一死後飯島滋弥の中前打で一二塁、二死後長持栄吉が三塁線を破る先制の2点タイムリー二塁打を放ち2-0とリードする。

 東急は2回裏、一死後清水喜一郎が三塁線を破る二塁打、トップに返り一言が四球を選んで初回に続いて一死一二塁のチャンス、しかし後続が倒れてこの回は無得点。

 中日は3回表、先頭の三村勲が二塁に内野安打、トップに返り金山次郎が三前にセーフティバント、これが内野安打となって無死一二塁、杉浦清監督が四球を選んで無死満塁、しかし古川清蔵の投ゴロが「1-2-3」と渡るゲッツー、後続も倒れて無得点に終わる。

 東急は4回裏、一死後大沢喜好が中前打で出塁、二死後大沢が二盗に成功、一言の強い遊ゴロがイレギュラーバウンドしてショート杉浦の顔面に当たり、白球が外野を転々とする間に大沢が生還、一言も二塁に進んで記録はタイムリー二塁打となり3-0とリードを広げる。

 中日は8回表、一死後一言の打球を顔面に受けた杉浦が気迫の左前打で出塁、しかし後続なく無得点。

 白木義一郎は6安打2四球4三振で今季2度目の完封、11勝目をあげる。

 東急は8安打のうち二塁打が4本。得点も長持と一言のタイムリー二塁打であげたものであった。

2025年9月18日木曜日

22年 太陽vs阪急 7回戦

7月24日 (木) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 太陽 22勝36敗1分 0.379 井筒研一 
0 0 0 0 0 0 3 0 X 3 阪急 28勝31敗2分 0.475 今西錬太郎

勝利投手 今西錬太郎 13勝6敗 
敗戦投手 井筒研一       4勝5敗

三塁打 (太)松井

勝利打点 なし


今西錬太郎、ハーラー3位の13勝目

 甲子園の第1試合は井筒研一と今西錬太郎の先発で午後1時30分、金政球審の右手が上がりプレイボール。

 太陽は開幕から全試合先発マスクの伊勢川真澄がスタメンを外れ、佐竹一雄が今季初マスク。

 先発両投手の粘りのピッチングで太陽は初回以外5回まで毎回走者を出しながら無得点、阪急も4回まで毎回走者を出しながら無得点。

 太陽は6回表、先頭の藤井勇がレフト線にヒット、森下重好は四球を選んで無死一二塁、中谷順次の投前送りバントを今西が三塁に送球するがセーフ、犠打野選となって無死満塁の大チャンス、佐竹一雄の遊ゴロをショート田中幸男がバックホームして三走藤井は本封、藤村隆男の三ゴロはサード荒木茂が本塁送球、キャッチャー日比野武も一塁に転送して「5-2-3」のホームゲッツーでスリーアウトチェンジ。

 阪急は6回裏、二死後坂元義一の当りは遊ゴロ、これをショート松井信勝がエラー、坂元の代走に山田伝を起用、下社邦男が3球ファウルで粘って四球を選び二死一二塁、ピンチの後にチャンス到来となったがここは井筒が踏ん張り日比野は三邪飛に倒れて両軍無得点が続く。

 太陽は7回表、前の回にエラーを犯した先頭の松井が中越えに三塁打を放ってチャンスメイク、しかし後続なく無得点に終わる。

 阪急は7回裏、先頭の荒木が左前打で出塁、今西が送って一死二塁、トップに返り田中幸男の三塁内野安打で一死一三塁、田中が二塁に盗塁、この時キャッチャー佐竹が三塁に送球するが痛恨の悪送球となって三走荒木が還り1点を先制、この間に田中も三塁に進み、二死後青田昇の二ゴロをセカンド荒川昇治がタイムリーエラーを犯して三走田中が還り2-0、太陽ベンチはセカンドを荒川から蔵本光夫に交代、野口明はストレートの四球で二死一二塁、代走からそのままライトに入っていた山田が左前にタイムリーを放ち3-0とする。

 太陽は8回表、先頭の藤井が中前打で出塁するが後続なく無得点。

 太陽は9回表、松井の四球と蔵本のヒットで二死一二塁と最後の粘りを見せるが今西が後続を断つ。

 今西錬太郎は9安打2四球1三振の粘りの投球で今季3度目の完封、ハーラー3位に浮上する13勝目をマークする。決勝点に結び付く送りバントも決めた。

 佐竹一雄の悪送球が決勝点になった。太陽は今季ここまで全試合で伊勢川真澄が先発マスクを被ってきたが、この日は初めて伊勢川がスタメンを外れて佐竹がキャッチャーで先発出場。本職ではあるが今季はファーストを守ることが多く手元が狂ったか。

 この試合は無死満塁のチャンスに打てず、決勝のタイムリーエラーとツキが無かった佐竹一雄であるが、佐竹はこの後キャッチャーとして4度の無安打無得点(うち1度は完全試合)を経験することになる。通算4度のキャッチャーは佐竹以外では和田博実だけであり、ポストシーズンも含めると谷繫元信も4度経験している。名捕手列伝に名を連ねる和田や谷繁に比べると、佐竹は無名であり出場試合数も圧倒的に少ない。佐竹は捕手として「ツキ」を持っていたのだ。

2025年9月17日水曜日

22年 大阪vs南海 7回戦

7月24日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 0 0 0 1 0 0 4 大阪 42勝17敗1分 0.712 御園生崇男
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 南海 31勝25敗3分 0.554 丸山二三雄 松川博爾

勝利投手 御園生崇男 12勝0敗 
敗戦投手 丸山二三雄   8勝6敗

二塁打 (大)藤村2
三塁打 (大)土井垣 (南)飯田

勝利打点(大)藤村富美男 6

猛打賞 (大)藤村富美男 6


藤村が満塁走者一掃二塁打

 第15節初日、後楽園の第1試合は御園生崇男と丸山二三雄の先発で午後零時56分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 大阪は初回、先頭の呉昌征が7球投げさせて四球を選び出塁、続く金田正泰も6球投げさせて四球、富樫淳のレフト線ヒットで無死満塁、ここで四番藤村富美男がレフトに走者一掃のタイムリー二塁打、3人が還って3点を先制する。

 大阪先発の御園生は快調な立ち上がりで3回までパーフェクトピッチング。4回には河西俊雄に初ヒットを許すがキャッチャー土井垣武が強肩を活かして二盗を刺し、5回には一死後飯田徳治に三塁打を許すが後続を抑える。

 大阪は7回表、一死後藤村が四球で出塁、土井垣が左中間にタイムリー三塁打を放ち4-0とリードを広げる。

 御園生崇男は4安打2四球2三振で今季2度目の完封、開幕12連勝を飾る。

 初回に藤村が放った満塁走者一掃二塁打が全てであった。

 ミスタータイガース藤村富美男の現役時代を知る人も少なくなってきた。筆者も現役時代は知らない。リアルタイムの藤村を見たのは「新・必殺仕置人」で「寅の会」の元締め役として出演した時が初めてだった。

2025年9月15日月曜日

22年 第14節 週間MVP

週間MVP 

投手部門
 巨人 川崎徳次 2 2勝0敗1完封。快調巨人を引っ張る。

打撃部門
 巨人 平山菊二 1 19打数4安打2得点7打点。快調巨人のポイントゲッター。

 殊勲賞
 阪急 天保義夫 1 7月18日の大阪戦、1対0の完封勝利。
 阪急 荒木茂  1 7月18日の大阪戦、1対0の試合で決勝打と猛打賞。
 中日 清水秀雄 2 19日の阪急戦で9回に決勝本塁打。完投勝利の二刀流。
 東急 一言多十 2 2試合連続勝利打点。
 南海 山本一人 1 19打数3安打5得点3打点、本塁打2本。

敢闘賞
 巨人 小松原博喜 2 17打数7安打4得点3打点。平山と共に快調巨人を打で引っ張る。
 大阪 長谷川善三 2 15打数8安打1得点2打点、犠打2個。猛打賞2回。
 中日 藤原鉄之助 1 18打数7安打2打点。
 大阪 富樫淳   1 21打数7安打2得点3打点。猛打賞2回。
 巨人 田中資昭  1 20打数6安打。

技能賞
 東急 江田孝  1 18日の金星戦で本盗と二盗。
 南海 安井亀和 2 14打数6安打3得点2打点、3盗塁4四球。
 南海 中谷信夫 1 20日の太陽戦でプロ入り初完封。