0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 東急 18勝32敗2分 0.360 白木義一郎
0 1 1 0 0 1 0 0 X 3 大阪 39勝14敗1分 0.736 若林忠志
勝利投手 若林忠志 12勝5敗
敗戦投手 白木義一郎 8勝11敗
勝利打点 なし
ダイナマイト打線、右打ちで白木を攻略
西宮の第2試合は白木義一郎と若林忠志の先発で午後3時48分、二出川球審の右手が上がりプレイボール。
東急は2回表、先頭の大下弘が二遊間にヒット、長持栄吉の右前打で無死一二塁、キャッチャー土井垣武からの二塁牽制が悪送球となって二走大下は三進、熊耳武彦の中前タイムリーで1点を先制する。
大阪は2回裏、一死後本堂保次が右前打で出塁、二死後長谷川善三の右前打で一二塁、若林が右前にタイムリーを放ち1-1の同点に追い付く。
大阪は3回裏、先頭の塚本博睦が中前打で出塁、金田正泰の遊ゴロでランナーが入れ替わり、金田が二盗に成功し、二死後土井垣武の二ゴロをセカンド清水喜一郎が失する間に二走金田が一気にホームに還って2-1と1点をリードする。
大阪は6回裏、先頭の土井垣が左前打で出塁、本堂保次が送りバントを決めて一死二塁、玉置玉一の遊ゴロの間に二走土井垣は三進、長谷川の右前タイムリーで3-1とリードを広げる。
若林忠志は5安打1四球1死球4三振、自責点ゼロの完投で白木とのエース対決を制して12勝目をマークする。
東急は走者も出したが3つの併殺打でチャンスを潰した。若林の術中にはまったの感が強い。東急7回の攻撃、長持は遊ゴロ、鈴木圭一郎の遊ゴロはショート長谷川がエラーしたが、白木の遊ゴロが「6-4-3」と渡ってダブルプレー。全て若林の七色の変化球を引っ掛けたものである。
2回の大阪の攻撃で右打者の右前打3本で1点をもぎ取った攻撃とは対照的だった。タイムリーエラーを誘った土井垣も右打ちの二ゴロ、3点目も長谷川の右打ちタイムリーであった。
ダイナマイト打線がホームラン攻勢をかけるの別当薫が加入してラビットボールが採用された昭和24年頃のことで、「ダイナマイト打線」と名付けられた頃は単打を連ねる切れ目のない打線だったというのが歴史的事実である。詳しくは当ブログを参照されたい。
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