2025年8月28日木曜日

22年 巨人vs大阪 9回戦

7月19日 (土) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 3 0 1 0 6 巨人 28勝28敗1分 0.500 中尾輝三 
0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 大阪 40勝16敗1分 0.714 若林忠志

勝利投手 中尾輝三   8勝6敗 
敗戦投手 若林忠志 12勝6敗

勝利打点(巨)川上哲治 5

猛打賞 (巨)川上哲治 3、小松原博喜 3


巨人、借金返済

 後楽園の第2試合は中尾輝三と若林忠志の先発で午後3時25分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 この日の後楽園は快晴であったが南風が強く後楽園名物の砂塵が舞っていた。スコアカードによると第1試合は「砂塵多し」、第2試合は「砂塵あり」となっており、午後3時過ぎには風は幾分弱まっていたようだ。

 巨人は初回、先頭の山川喜作が右前打で出塁、一死後千葉茂の投ゴロの間に山川が二進、川上哲治の右前タイムリーで1点を先制、ライト富樫淳の送球ミスにより打者走者の川上は二進、小松原博喜が中前にタイムリーを放ち2-0として試合の主導権を握る。

 巨人は6回表、先頭の千葉がノーボールツーストライクから四球を選んで出塁、川上の右前打と小松原の左前打で無死満塁、一死後4回裏の守備から呉新亨に代わってセンターの守備に入っていた林清光がレフトにライナー、これが犠牲フライとなって3-0、レフト塚本博睦からの返球を中継したセカンド本堂保次の本塁送球が悪送球となってタッチアップから三塁に進んでいた二走川上もホームに還って4-0、一走小松原もタッチアップから二塁に進んで二死二塁、武宮敏明の右前タイムリーで5-0とリードを広げる。

 大阪は6回裏、一死後藤村富美男が左前打で出塁、土井垣武も中前打で続いて一死一二塁、本堂の二ゴロが野選を誘って一死満塁、玉置玉一の三ゴロ併殺崩れの間に三走藤村が還って1点を返す。

 巨人は8回表、川上、小松原の連打で無死一三塁のチャンスを作り、平山菊二の中犠飛で6-1とダメ押す。

 中尾輝三は6安打5四球1死球1三振の完投で8勝目をマークする。

 この日の巨人は川上と小松原がチャンスメイクして下位打線が返すパターンで快勝した。

 巨人は開幕8戦目の時点では4勝4敗勝率5割であったが、9戦目以降は負け越しが続いていた。この日の勝利で借金返済となって4月29日以来の5割復帰となった。

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