2025年8月5日火曜日

22年 阪急vs太陽 8回戦

7月14日 (月) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 1 3 0 4 阪急 25勝27敗2分 0.481 森弘太郎 天保義夫 野口二郎 
0 0 0 0 2 0 0 3 X 5 太陽 21勝31敗1分 0.404 井筒研一

勝利投手 井筒研一 4勝2敗 
敗戦投手 天保義夫 3勝8敗

二塁打 (急)天保 (太)森下
三塁打 (急)野口明 (太)藤井
本塁打 (太)伊勢川真澄 2号、蔵本光夫 1号

勝利打点(太)森下重好 6


森下重好、逆転二塁打

 後楽園の第2試合は森弘太郎と井筒研一の先発で午後3時5分、島球審の右手が上がりプレイボール。

 序盤戦は両先発投手の投げ合いで4回まで両軍無得点。

 太陽は5回裏、先頭の伊勢川真澄がレフトスタンドに先制ホームラン、二死後蔵本光夫がレフトスタンドにプロ入り初ホームランを叩き込んで2点を先制する。

 阪急ベンチは6回から2本塁打を浴びた先発の森に代えて天保義夫をマウンドに送る。

 阪急は7回表、二死後このところ当たっている安井鍵太郎が三塁線にヒット、天保が左中間にタイムリー二塁打を放ち1-2と追い上げる。

 阪急は8回表、先頭の下社邦男が四球を選んで出塁、青田昇の遊ゴロをショート蔵本が失して無死一二塁、野口明がライト線に逆転の2点タイムリー三塁打を放ち3-2と1点リード、一死後日比野武の左犠飛で1点追加して4-2とリードする。

 太陽は8回裏、先頭の平野徳松が四球を選んで出塁、前の回に失点につながる手痛いエラーを犯した蔵本が汚名挽回の中前打を放って無死一二塁、井筒が送って一死二三塁、二死後辻井弘が四球を選んで二死満塁、藤井勇が押出し四球を選んで3-4と1点差、阪急ベンチはここで天保に代えて三番手として野口二郎をマウンドに送るが、森下重好がレフト線に逆転の2点タイムリー二塁打を放ち5-4と再逆転する。

 井筒研一は8安打2四球2三振の完投で4勝目をマークする。

 森下重好が8回裏に決勝の逆転二塁打を放って6個目の勝利打点をマークした。森下は4月26日の巨人戦でも8回裏に決勝の逆転二塁打を放っていた。昨年2割8分7厘だった打率は今季2割1分台と低迷しているが勝負強さは相変わらずである。

 蔵本光夫がプロ入り初本塁打を放った。8回表の守備では失点につながるエラーもあったが、その裏にはチャンスを広げるヒットを放って逆転勝利に貢献した。蔵本のプロ野球在籍は昭和22年の1年間だけで、この日の一発が唯一の本塁打となる。

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