0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 中日 32勝21敗1分 0.604 藤本英雄
0 0 0 0 2 0 0 0 X 2 巨人 27勝28敗1分 0.491 多田文久三 近藤貞雄
勝利投手 多田文久三 6勝4敗
敗戦投手 藤本英雄 14勝9敗
セーブ 近藤貞雄 2
二塁打 (中)大沢2
本塁打 (巨)平山菊二 3号
勝利打点(巨)平山菊二 6
平山菊二、決勝ツーラン
第14節2日目、後楽園の第1試合は藤本英雄と多田文久三の先発で午後1時丁度、国友球審の右手が上がりプレイボール。
中日は初回、先頭の杉江文二が四球を選んで出塁、一死後杉江が二盗を試みるがキャッチャー武宮敏明からの送球にタッチアウト、古川清蔵が四球を選んで二死一塁、大沢清が珍しく引っ張ってレフト線に二塁打、二死二三塁と先制のチャンスを作るが、ここで二走大沢が大きくリードを取るとピッチャー多田はショート田中資昭に送球、三走古川がホームに向かうと田中はキャッチャー武宮に送球、武宮は三塁に戻る古川を追いながらリードの大きい二走大沢を刺そうと二塁ベースカバーに入ったセカンド千葉茂に送球、この隙に三走古川が再度ホームに突っ込み、千葉は本塁ベースカバーに入った川上哲治に送球して古川がタッチアウト。
中日は4回表、一死後大沢が左中間に二塁打、続く杉浦清監督の三遊間のゴロが二走大沢に当たってしまい守備妨害、一塁に残った杉浦が二盗を決めるが後続が倒れて無得点。
巨人は5回裏、先頭の小松原博喜がストレートの四球で出塁、ここで平山菊二がレフトスタンドにツーランを叩き込んで2点をリードする。
中日は8回表、先頭の三村勲に代わる代打清水秀雄が四球を選んで出塁、トップに返り杉江に代わる代打山本尚敏も四球、金山次郎も四球を選んで無死満塁のビッグチャンス到来、古川のショート後方への飛球はポテンヒットかと見られたが田中が背走してナイスキャッチ、一死満塁から大沢が押出し四球を選んで1-2と1点差、しかし杉浦の三ゴロをサード山川喜作がベースを踏んで一塁送球、「5C-3」のゲッツーとなってスリーアウトチェンジ。
中日は最終回、先頭の小鶴誠が四球で出塁、巨人ベンチはここで多田から近藤貞雄にスイッチ、藤本が送って一死二塁、しかし後続を近藤が抑えて巨人が逃げ切る。
多田文久三は8回3分の0を3安打1失点、近藤貞雄は好リリーフを見せた。
藤本英雄も8回を完投して巨人打線を2安打に封じたが平山の一発に泣いた。
このところ活躍が目覚ましい平山菊二が決勝ツーランを放った。
打の殊勲者は平山だったが、巨人の勝因は好守備にもあった。公式記録員山内以九士は「雑記」欄にショート田中資昭とセカンド千葉茂の好守を記している。初回には川上哲治も機敏に本塁ベースカバーに入る好守を見せた。川上の守備や走塁はあまり高く評価されていないようだが、スコアカードを見ると好判断を見せているのが分かる。
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