2025年8月13日水曜日

22年 阪急vs巨人 10回戦

7月17日 (木) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 26勝28敗2分 0.481 野口二郎 
0 0 0 1 0 2 0 0 X 3 巨人 26勝28敗1分 0.481 川崎徳次

勝利投手 川崎徳次 9勝7敗 
敗戦投手 野口二郎 9勝9敗

二塁打 (巨)小松原

勝利打点(巨)小松原博喜 1

猛打賞 (巨)千葉茂 8


川崎徳次、無三振で完封

 第14節初日、後楽園の第1試合は野口二郎と川崎徳次の先発で午後零時58分、西垣球審の右手が上がりプレイボール。

 巨人は4回裏、先頭の千葉茂が中前打で出塁、川上哲治の難しい左飛をレフト下社邦男が好捕するが、続く小松原博喜が右中間に先制のタイムリー二塁打を放ち1点をリードする。

 巨人は6回裏、先頭の千葉が左前打で出塁、川上も中前打で続いて無死一三塁、小松原の中飛で三走千葉はストップするが一走川上がタッチアップから二塁に進み、平山菊二が中前に2点タイムリーを放ち3-0とリードを広げる。

 川崎徳次は変化球が冴えて3安打1四球無三振で今季5度目の完封、9勝目をマークする。無三振での完封勝利は5月31日の若林忠志以来、今季二人目となる。

 巨人はこのところポイントゲッターとなっている小松原博喜と平山菊二の3打点で快勝し、阪急と4位タイに並んだ。

 野口二郎も完投したが無三振だった。戦前の快速球は影を潜め、戦後は技巧派に転身したことを自伝「私の昭和激動の日々」に記している。

 川崎も戦前は剛球投手であったが、兵役から復帰後は変化球を駆使する投球に変わったことを自伝「戦争と野球」に記している。

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