1 0 0 1 1 1 0 0 0 0 0 4 金星 21勝35敗1分 0.375 江田孝
0 2 0 0 0 0 0 0 2 0 1X 5 東急 20勝32敗2分 0.385 北川桂太郎 黒尾重明
勝利投手 黒尾重明 6勝9敗
敗戦投手 江田孝 5勝14敗
二塁打 (金)大友
本塁打 (東)白木義一郎 1号
勝利打点(東)一言多十 2
猛打賞 (東)大友一明 1
一言多十、2試合連続勝利打点
甲子園の第1試合は江田孝と北川桂太郎の先発で午後1時35分、金政球審の右手が上がりプレイボール。
金星は初回、先頭の酒沢政夫が左前打で出塁、大友一明の右前打で無死一二塁、坪内道則監督の送りバントが決まって一死二三塁、西沢道夫の二ゴロで三走酒沢がホームに突っ込みセカンド清水喜一郎は本塁送球、タイミングはアウトであったがキャッチャー鈴木圭一郎が落球して酒沢はホームイン、1点を先制する。一死一三塁から清原初男の左飛で三走大友がタッチアップからホームに突っ込み、レフト大下弘からのバックホームにタッチアウト。
東急は2回裏、好返球を見せた大下が四球を選ん出塁、長持栄吉の右前打で無死一二塁、一死後北川が中前にタイムリーを放ち1-1の同点、大沢喜好が四球を選んで一死満塁、清水の三ゴロの間に三走長持が還って2-1と逆転に成功する。
金星は4回表、一死後小前博文がストレートの四球で出塁、辻勇夫の一ゴロが進塁打となって二死二塁、江田は四球、山本秀男に変わる代打中村信一が中前に同点タイムリーを放ち2-2とする。
金星は5回表、先頭の大友が3打席連続ヒットとなる左中間二塁打、東急ベンチはここで先発の北川から黒尾重明にスイッチ、坪内が左前にタイムリーを放ち3-2と逆転に成功する。
金星は6回表、先頭の江田が2打席連続四球で出塁、坂本勲が送って一死二塁、トップに返り酒沢の投ゴロの間に二走江田は三進、大友が四球を選んで二死一三塁、ここでダブルスチールに成功、三走江田に本盗が記録されて4-2とリードを広げる。
金星は8回表、先頭の江田が3打席連続四球、江田が二盗を決めて無死二塁、坂本が2打席連続送りバントを決めて一死三塁、しかし後続が倒れて追加点はならず。
東急は9回裏、先頭の鈴木圭一郎に代わる代打熊耳武彦が左前打で出塁、しかし黒尾の二ゴロが4-6-3と渡ってゲッツー、勝負あったかと見えたが大沢が右前打で出塁、ここで清水に代わって白木義一郎が代打で登場、白木がレフトスタンドに起死回生の同点ツーランを叩き込んで4-4と試合を振出しに戻す。
代打ホームランの白木はサードの守備に入り、サードの大沢がセカンドに回る。
延長に入って金星は10回、11回と三者凡退。
東急は11回裏、二死後黒尾が中前打で出塁、大沢が右前打でつないで二死一三塁、白木は四球を選んで二死満塁、トップに返り一言多十がライトにサヨナラヒットを放ち東急が激戦を制す。
黒尾重明は7イニングを2安打4四球無三振1失点の好投を見せて6勝目をマークする。
サヨナラヒットの一言多十は前日の先制打に続いて2日連続勝利打点を記録、白木義一郎は9回裏に劇的な同点ツーラン、先発の北川桂太郎は2安打1打点、リリーフの黒尾重明は11回裏二死からのヒットでサヨナラのホームを踏む。
東急は4人の投手陣が打撃で活躍してのサヨナラ勝ちであった。
敗れた金星も江田孝が本盗と二盗を決めて走塁で活躍した。通算97勝を記録する江田の投手としての実績はある程度知られているが、打撃成績が話題になることはまず無い。江田は引退までに通算7盗塁を記録することになるが、この日は2盗塁を記録した。
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