2016年3月21日月曜日

18年 名古屋vs大和 2回戦


4月11日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 名軍 3勝0敗 1.000 石丸進一
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大和 1勝2敗 0.333 畑福俊英

石丸進一 1勝0敗
畑福俊英 0勝1敗

本塁打 (名)岩本 1

勝利打点 岩本章 1

猛打賞 (名)岩本章 1


岩本章の独り舞台

 名古屋は伸び盛りの石丸進一、大和はベテラン畑福俊英が先発。

 名古屋は1回、2回と三者凡退。三振と捕邪飛以外は遊ゴロ2個と三ゴロ1個に左飛と、畑福のナックルを引っ掛けているようだ。3回は二死後石丸進一が左前に初ヒットを放つがトップに返り石丸藤吉は右飛に倒れる。

 名古屋は4回、先頭の岩本章が左前打で出塁、古川清蔵が四球を選び、重盗を決めて無死二三塁と絶好のチャンス到来、しかし小鶴誠は浅い左飛、吉田猪佐喜も浅い中飛、芳賀直一は遊飛に倒れて無得点。このピンチに畑福は力のあるストレート主体に切り替え凡飛に打ち取った。

 石丸進一は5回まで大和打線に4安打を許すが要所を締めて無失点。

 畑福は5回は三者凡退。6回、一死後岩本に右前打を許し、古川の遊ゴロをショート木村孝平がエラーして一死一二塁、しかしここも小鶴を左飛、吉田を投ゴロに打ち取り無失点。7回は三者凡退に抑えた。

 畑福のベテランらしい巧投に抑えられてきた名古屋は8回、二死後岩本がレフトスタンドに決勝ホームランを叩き込んで1-0とリードする。岩本は猛打賞に決勝ホーマーで勝利打点を記録、独り舞台であった。

 石丸進一は7回二死後、畑福に中前打を許すが杉江文二を三ゴロに打ち取り無失点。8回、先頭の木村にストレートの四球、しかし続く苅田久徳を二ゴロ併殺に打ち取る。金子裕に右前打を許して二死一塁、小松原博喜を三ゴロに打ち取りここまで無失点。

 石丸進一は9回も三者凡退に抑え、6安打3四球3三振で今季初勝利を完封で飾る。

 畑福俊英は5安打1四球3三振で完投したが、岩本の一発に泣いた。


 当ブログでは、石丸進一は名声ほどの力がある投手ではないことをお伝えしてきています。但し、昭和17年最終節で週間MVPに選出しているように、昨年終盤から力を付けてきました。16年秋季の神田武夫ほどではありませんが、石丸進一も「化けた」と言えるかもしれません。今季の石丸には期待できるのではないでしょうか。当ブログは、「虚飾に彩られた石丸進一」ではなく、「真実の石丸進一」をお伝えしていきます。


 

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