11月7日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 5 1 1 0 0 0 0 7 名古屋 36勝58敗5分 0.383 石丸進一 森井茂
3 0 0 2 2 0 1 0 X 8 阪神 49勝45敗5分 0.521 御園生崇男 若林忠志
勝利投手 若林忠志 24勝13敗
敗戦投手 森井茂 4勝12敗
二塁打 (名)吉田 (神)山口
本塁打 (神)藤井 2号
勝利打点 山口政信 1
山口政信、猛打賞と決勝二塁打
阪神は初回、名古屋先発の石丸進一を攻めて、一死後山口政信が三塁に内野安打、カイザー田中義雄がレフト線にヒットを放って一死一三塁、門前真佐人の左犠飛で1点を先制、二死一塁となって藤井勇がライトスタンドにツーランホームランを叩き込んで3-0とする。
名古屋は2回途中から先発の石丸進一に代わって森井茂がマウンドに上がる。
名古屋は3回、先頭の石丸藤吉の二ゴロをセカンド平林栄治がエラー、岩本章がストレートの四球を選んで無死一二塁、小鶴誠が左前にヒット、二走石丸藤吉が三塁ベースを蹴ってホームに向かい、レフト山口政信口からサード三輪裕章を中継してホームに送球、タイミングはアウトであったがキャッチャー田中が落球して石丸藤吉はホームインし1-3、無死一二塁から吉田猪佐喜が左中間に二塁打を放って2-3、古川清蔵の三ゴロの間に三走小鶴がホームインして3-3の同点、サード三輪裕章の一塁送球は悪送球、二走吉田はストップ、阪神ベンチはここで先発の御園生崇男から若林忠志にスイッチ、本田親喜のバントヒットで無死満塁、桝嘉一の中前タイムリーで5-3と逆転に成功する。
11月4日の12回戦に続いて打撃戦の様相を呈してきた。
名古屋は4回、一死後岩本がショートに内野安打、二死後岩本が二盗に成功、吉田の中前タイムリーで6-3とリードを広げる。
阪神は4回裏、先頭の野口昇が右前打、ライト岩本がライトゴロを狙って一塁に送球するが、これが悪送球となる間に打者走者の野口は二進、平林は三振に倒れて一死二塁、三輪裕章の三ゴロをサード芳賀直一がエラーして一死一三塁、トップに返り塚本博睦の中犠飛で4-6、三輪が二盗を決め、キャッチャー古川の悪送球を誘って二死三塁、山口が左前にタイムリーを放って5-6と詰め寄る。
名古屋は5回、先頭の本田が四球を選んで出塁、桝嘉一が右前打、森井が送って一死二三塁、芳賀の三ゴロの間に三走本田が還って7-5と再度突き放す。
阪神は5回裏、先頭の若林の三ゴロをサード芳賀がこの日3つ目のエラー、野口昇は左前打、平林に代わる代打金田正泰が送りバントを決めて一死二三塁、三輪裕章は四球を選んで一死満塁、トップに返り塚本が押出し四球を選んで6-7、山口の左犠飛で遂に7-7と追い付く。
阪神は7回、二死後三輪裕章がバントヒットを決めて出塁、トップに返り塚本が左前打、山口が右中間に決勝の二塁打を放って8-7と勝ち越す。
阪神二番手の若林忠志は7イニングを投げて7安打2四球1三振2失点に抑え、24勝目をマークする。
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