2016年1月10日日曜日

17年 大洋vs巨人 15回戦


11月3日 (火) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 大洋 54勝37敗6分 0.593 野口二郎
0 0 1 0 0 0 0 0 X 1 巨人 68勝27敗4分 0.716 須田博

勝利投手 須田博     23勝8敗
敗戦投手 野口二郎 35勝17敗

二塁打 (巨)呉

勝利打点 呉波 9


須田博、3安打完封

 巨人は3回、先頭の坂本茂が三塁内野安打から二盗に成功、小池繁雄は三振、須田博の投ゴロの間に二走坂本は三進、トップに返り呉波がレフト線に二塁打を放って1点を先制する。この得点がこの試合唯一の得点となった。

 巨人先発の須田博は初回、先頭の中村信一に三塁内野安打を許し、濃人渉に送られて一死二塁のピンチを迎えるが、浅岡三郎を左飛、野口明を投ゴロに打ち取り波に乗った。2回以降6回まで三者凡退を続けて無失点。7回に先頭の濃人の三ゴロをサード小池がエラー、浅岡を三振に打ち取るが野口明に右中間へのヒットを許して一死一二塁、しかし野口二郎を三ゴロ、富松信彦を二ゴロに抑えてこの回も無失点。8回は三者凡退、9回、一死後濃人に左前打、浅岡の遊ゴロをショート白石敏男が一塁に悪送球して一死一二塁、しかし野口明を右飛、野口二郎を遊ゴロに打ち取りシャットアウト勝ち。

 大洋先発の野口二郎も巨人打線を2安打に抑える好投を見せたが1点に泣いた。


 須田博は3安打無四球3三振で今季7度目の完封、23勝目をあげる。昭和17年の終盤は藤本英雄が10連勝して巨人独走の要因になったと伝わるが、実際は須田博が上位球団、藤本が下位球団のローテーションで回っている。10月・11月の月間MVPは藤本英雄と予想されている方が大宗を占めていると考えられますが、当ブログでは数字だけではなく対戦相手、投球内容を加味した上で表彰していきます。



*須田博は88球で3安打完封。野口二郎も90球で2安打ピッチングであった。試合時間は1時間3分。



 

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