2016年1月22日金曜日

17年 名古屋vs阪急 15回戦


11月8日 (日) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 2 0 0 0 0 0 1 0 3 名古屋 36勝59敗5分 0.379 西沢道夫
0 2 0 2 0 0 1 0 X 5 阪急    48勝47敗6分 0.505 笠松実


笠松実   16勝15敗
西沢道夫 6勝11敗

二塁打 (急)笠松
本塁打 (名)本田 第3号

勝利打点 山田伝 2

猛打賞 (名)本田親喜 1


笠松実、冴えるシュート

 名古屋は初回、先頭の石丸藤吉が中前打、岩本章がストレートの四球を選んで無死一二塁、小鶴誠は左邪飛に倒れて一死一二塁、吉田猪佐喜の二ゴロは「4-6-3」と渡ってダブルプレー。

 名古屋は2回、先頭の古川清蔵がレフト線にヒット、本田親喜がレフトスタンドにツーランホームランを叩き込んで2点を先制する。続く桝嘉一の遊ゴロをショート中村栄がエラー、しかし西沢道夫の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー、芳賀直一も遊ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。ここは一気に畳み掛けたかったところであったが2点止まり。

 阪急は2回裏、先頭の山下好一が右前打で出塁、井野川利春がレフト線ヒットで続いて無死一二塁、キャッチャー古川からの二塁牽制が悪送球となって無死二三塁、小田野柏は二ゴロに倒れて一死二三塁、日比野武の右犠飛で1-2、二走井野川もタッチアップから三塁に進んで二死三塁、中村が死球を受けて二死一三塁、ここで中村がディレードスチールを敢行、中村は一二塁間に挟まれて「2-6-3」と転送されるがショート小鶴からの一塁転送をファースト本田が落球、この間に三走井野川が還って2-2の同点、先制ツーランが帳消しとなる本田のエラーであった。

 阪急は4回、先頭の小田野が四球を選んで出塁、日比野がレフト線にヒットを放ち無死一二塁、中村が送って一死二三塁、笠松は三ゴロに倒れて二死二三塁、トップに返りフランク山田伝が一二塁間に2点タイムリー内野安打を放って4-2と勝ち越す。

 阪急は7回、先頭の笠松が左中間に二塁打、トップに返り山田の二ゴロで笠松は三進、上田藤夫は二直に倒れて二死三塁、黒田健吾が左前にタイムリーを放って5-2と突き放す。

 名古屋は8回、先頭の岩本が三塁に内野安打、小鶴が中前打、センター山田がエラーして岩本は三塁に進み無死一三塁、小鶴が二盗に失敗して一死三塁、吉田が四球を選んで一死一三塁、ここでダブルスチールを成功させて3-5、古川は四球、本田の左前打で二死満塁と一打同点のチャンス、しかし桝は三振、西沢は笠松のシュートを引っ掛けて三ゴロに倒れ万事休す。


 笠松実は名古屋打線に10安打を浴びたが3四球1三振の完投で16勝目をあげる。1回、2回のピンチを併殺で切り抜け、最大のピンチとなった8回も二死満塁で西沢道夫を三ゴロに打ち取った。得意のシュートが冴えたようだ。


 

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