2016年1月30日土曜日

17年 南海vs大洋 14回戦


11月8日 (日) 甲子園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
3 0 0 0 1 0 0 0 0 4 南海 49勝51敗 0.490 川崎徳次 神田武夫 清水秀雄
0 2 3 0 0 0 0 1 X 6 大洋 56勝37敗6分 0.602 古谷倉之助 重松通雄 野口二郎

勝利投手 野口二郎 37勝17敗
敗戦投手 川崎徳次 15勝16敗

三塁打 (南)猪子 (大)濃人、浅岡
本塁打 (大)重松 1号

勝利打点 浅岡三郎 4

猛打賞 (南)猪子利男 4


野口二郎、パーフェクトリリーフ

 南海は初回、一死後猪子利男が中前打から二盗に成功、更にパスボールで三進、岡村俊昭が四球から二盗を決めて一死二三塁、岩本義行の三塁線バントヒットで1点を先制、岩本も二盗に成功して再度一死二三塁、清水秀雄の二ゴロの間に三走岡村が還って2-0、柳鶴震が中前タイムリーで続いてこの回3点を先制する。

 大洋ベンチは2回から先発の古谷倉之助に代えて重松通雄をマウンドに送る。

 大洋は2回裏、先頭の浅岡三郎が二塁に内野安打、富松信彦は中飛に倒れて一死一塁、ここで重松がレフトにツーランホームランを放って2-3とする。この頃は既に関西の試合は読売新聞に試合内容の記述は見られないので、オーバーフェンスであったか否かは不明。スコアカードの記述では「飛球」による本塁打なのでオーバーフェンスの可能性は高い。

 大洋は3回、一死後濃人渉が左中間に三塁打、中村民雄が左前に同点タイムリーを放って3-3、野口明が四球を選んで一死一二塁、南海ベンチはここで先発の川崎徳次から神田武夫にスイッチするが、浅岡が右中間に決勝の2点タイムリー三塁打を放ち5-3と逆転する。

 南海は5回、二死後国久松一が四球を選んで出塁、猪子が右中間に三塁打を放ち4-5と追い上げる、大洋ベンチはここで三番手として野口二郎を投入、岡村は一ゴロに倒れて同点はならず。

 1点差に追い上げた南海は5回裏から神田に代えてファーストの清水をマウンドに上げる。

 大洋は8回、先頭の濃人がストレートの四球、中村の遊ゴロの間に濃人は二進、野口明はストレートの四球で一死一二塁、浅岡のセンター後方への飛球で二走濃人がタッチアップから三塁に進み、パスボールでホームインして6-4とダメ押す。


 大洋三番手の野口二郎は5回二死三塁から登板してピンチを切り抜けると、6回以降9回まで三者凡退を続けるパーフェクトリリーフを見せて37勝目をマークする。野口二郎は36勝目をあげた昨日の朝日戦でも6回から9回の4イニングを三者凡退に抑えており、2試合連続で6回以降の4イニングをパーフェクトに抑え込んだこととなります。


 

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