6月15日 (日) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 2 0 0 0 0 0 0 2 名古屋 11勝25敗1分 0.306 石丸進一 西沢道夫
0 0 4 0 0 0 0 1 X 5 阪急 19勝16敗2分 0.543 天保義夫 森弘太郎
勝利投手 森弘太郎 8勝6敗
敗戦投手 石丸進一 5勝7敗
二塁打 (急)森田2
勝利打点 森田定雄 2
猛打賞 (急)森田定雄 2、中村栄 1
最も無名の最強打者
名古屋は2回、二死後芳賀直一が中前打を放って出塁、ピッチャー天保義夫の一塁牽制が悪送球となる間に芳賀は一気に三塁に進み、トップに返り木村進一の左前タイムリーで1点を先制、木村が二盗を決めて石丸藤吉は四球、桝嘉一がレフト線にタイムリーを放ってこの回2点を先制する。阪急ベンチは続く吉田猪佐喜の初球がボールとなったところで先発の天保から森弘太郎にスイッチ、吉田は投ゴロに倒れてスリーアウトチェンジ。
阪急は3回裏、先頭のフランク山田伝の左飛をレフト吉田が落球、上田藤夫がレフト線にヒット、黒田健吾が右前打を放って無死満塁、山下好一が押出し四球を選んで1-2、名古屋ベンチはここで先発の石丸進一をあきらめて西沢道夫を投入、しかし森田定雄が西沢の代わりばなをとらえて左中間に二塁打を放ち二者生還して3-2と逆転、中島喬の三ゴロで三走山下好一がホームを突くがサード芳賀直一からのバックホームにタッチアウト、日比野武は浅い左飛に倒れて二死三塁、中村栄の二遊間内野安打で4-2とする。
阪急は8回、先頭の日比野が四球で出塁、中村が左前打を放って無死一二塁、森の送りバントは三飛となって失敗、トップに返り山田の中飛をセンター名手桝が落球する間に日比野が還って5-2とする。
3回途中からリリーフした森弘太郎は6回3分の1を投げて2安打無四球2三振無失点の好投で8勝目をあげる。
殊勲の逆転二塁打を放った森田定雄は「最も無名の最強打者」として当ブログではお馴染。森田は今季を最後に兵役に就くこととなる。岐阜商業の内野陣は松井栄造-加藤三郎のバッテリーを含めてファーストの森田定雄以外5人が戦死するが森田は生き残り、戦後も阪急でプロに復帰することとなる。
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