6月15日 (日) 札幌
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 3 0 0 0 0 0 0 3 黒鷲 7勝29敗2分 0.194 松本操 石原繁三
1 0 3 0 0 0 0 0 X 4 巨人 25勝12敗1分 0.676 中尾輝三 須田博
勝利投手 須田博 4勝2敗
敗戦投手 松本操 0勝7敗
三塁打 (黒)富松 (巨)水原
勝利打点 呉波 3
故郷に錦を飾る
巨人は初回、一死後水原茂が左中間を破る三塁打、川上哲治が右前にタイムリーを放って1点を先制する。
1回、2回と併殺でチャンスを潰した黒鷲は3回、一死後山田潔が四球を選んで出塁、トップに返り渡辺絢吾が中前打、木村孝平がストレートの四球を選んで一死満塁、富松信彦が右中間に走者一掃の三塁打を放って3-1と逆転する。
巨人は3回、二死後中島治康が遊ゴロ、スリーアウトチェンジか、と思われたところショート木村がエラー、楠安夫が中前打を放って二死一二塁、小暮力三の右飛を3回表に殊勲の三塁打を放ったライト富松が後逸、二者還って打者走者の小暮も三塁に進み、呉波の一二塁間内野安打で小暮が還って4-3と逆転する。
巨人は4回から先発の中尾輝三に代えて須田博をマウンドに送る。
函館で行われた13日の南海戦で敗戦投手となった須田は6イニングを3安打2四球2三振に抑えて今季4勝目をあげる。旭川中学出身の須田博としては故郷に錦を飾ったこととなる。スタルヒンの実際の故郷はソ連(現・ロシア)なので北海道は近いとは言え厳密には「故郷に錦を飾った」こととはならない。但し白系ロシア人として流転の末旭川にたどり着いて野球に出会ったスタルヒンにとって、北海道は実質的な「故郷」と言えるので、当ブログは「故郷に錦を飾った」と認定させていただきます。
*昭和10年第1回アメリカ遠征時のスタルヒンのサイン。戦前のスタルヒンのサインは珍しいですね。
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