6月13日 (土) 甲子園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 0 0 0 0 0 0 1 2 朝日 15勝19敗2分 0.441 林安夫
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 阪急 18勝16敗2分 0.529 森弘太郎
勝利投手 林安夫 8勝8敗
敗戦投手 森弘太郎 7勝6敗
勝利打点 なし
ファインプレー賞 (急)山下好一 1
林安夫、5度目の完封
関西での夏季シーズンは甲子園球場で午後0時58分、川久保喜一主審の右手が上がりプレイボール。
朝日は初回、先頭の坪内道則が二遊間に内野安打、五味芳夫の三塁線バントが内野安打となって無死一二塁、鬼頭政一の一塁線バントも内野安打となって無死満塁、ここでピッチャー森弘太郎が二塁に痛恨の牽制悪送球、三走坪内が還って1点を先制する。なお無死一三塁のチャンスが続くが広田修三は三振、岩田次男の右飛で三走五味がタッチアップからホームを狙うがライト中島喬からの好返球にタッチアウト、追加点はならず。
阪急は1回裏、先頭のフランク山田伝が三塁線にセーフティバント、サード岩田の一塁送球が悪送球となって打者走者の山田は二塁に進む。記録はワンヒットワンエラー。上田藤夫の遊ゴロの間に山田は三塁に進み一死三塁と同点のチャンス、しかしここはピッチャー林安夫が踏ん張り黒田健吾は投ゴロ、山下好一は二ゴロに倒れる。
朝日先発の林安夫は2回から快調なピッチングで三者凡退の山を築き、7回までの6イニングをパーフェクトピッチング。
阪急は8回、一死後中島に代わる代打西村正夫が中前打で出塁、しかし日比野武の三ゴロは「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
朝日は9回、一死後鬼頭がストレートの四球で出塁、広田の三ゴロの間に鬼頭は二進、岩田の遊ゴロをショート中村栄が一塁に悪送球する間に二走鬼頭が三塁を回ってホームイン、スミ一を守り抜いてきた林に貴重な援護点が入る。
林安夫は9回の阪急の攻撃も1四球無失点に抑え、2安打1四球2三振で今季5度目の完封、8勝目をあげる。完封数でトップの神田武夫と野口二郎に並んだが、神田と野口は共に13勝しているが林は8勝中5勝が完封勝利である。
森弘太郎は9回を完投して7安打2四球1三振2失点、自責点はゼロであるが決勝の1点は自らの牽制悪送球によるものであった。無死満塁で何故二塁に牽制球を投げたのか。内野安打が3本続き、一息入れようとしたのでしょうか。
*林安夫は今季5度目の完封で8勝目をマークする。
0 件のコメント:
コメントを投稿