2021年5月1日土曜日

21年 阪急vsパシフィック 12回戦

8月30日 (金) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 0 0 0 0 0 0 1 1 2 阪急 40勝35敗 0.533 溝部武夫 今西錬太郎 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 パ軍 27勝39敗2分 0.409 井筒研一 木暮力三

勝利投手 溝部武夫   6勝1敗
敗戦投手 井筒研一 11勝14敗
セーブ   今西錬太郎 1

二塁打 (急)野口二郎

勝利打点 (急)上田藤夫 4


溝部-今西の完封リレー

 西宮の第1試合は溝部武夫と井筒研一の先発で午後1時4分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 阪急は初回先頭の山田伝が三失に生きただけ、5回二死後坂田清春が四球で歩くが、6回までパ軍先発の井筒の前に沈黙を続けて無安打。

 パ軍は1回裏、二死後藤井が中前打で出塁、森下の三ゴロをサード坂井豊司がエラーして一二塁と先制のチャンスを貰ったが、木暮は三振に倒れて無得点。

 パ軍は2回裏、二死後平野徳松が右前打を放つが、井筒は三ゴロに倒れて無得点。

 パ軍も3回以降無安打が続く。

 阪急は7回表、一死後野口二郎が左中間に二塁打、パ軍ベンチはここでライトの木暮をレフトに回し、レフト森下を下げて小島利男をライトに入れる。野口明はニゴロ、坂井は二飛に倒れて無得点。

 阪急は8回表、先頭の坂田が右前打で出塁、田中幸男が三前に送りバントを決めて一死二塁、阪急ベンチはここで好投の溝部に代えて代打日比野武を起用、日比野は遊ゴロに倒れるが二走坂田は三進、トップに返り山田が四球を選んで二死一三塁、ここで上田が左前にタイムリーを放ち1点を先制する。

 阪急は8回からリリーフに今西錬太郎を投入、今西は富松に代わる代打小林章良を三振、藤井を左飛、森下も左飛に抑えてベンチの期待に応える。

 パ軍は9回の守備から代打の小林に代えて高須清が入ってセカンド、セカンドの喜瀬正顕がセンターに回る。

 阪急は9回表、先頭の野口二郎が右前打で出塁、野口明の投ゴロの間に二郎は二進、坂井の左飛で二走野口二郎は果敢にタッチアップから三塁を陥れて二死三塁、坂田の中前タイムリーで2-0とする。さらに田中が三前にバントヒット、バントエンドランであったのか一走坂田は一気に三塁に進み、田中の代走に西村正夫監督が登場、パ軍ベンチはここでプロ入り初登板となる木暮をレフトからマウンドに呼び寄せ、ファーストの藤井をレフトに回し、ピッチャー井筒に代わり中谷順次が入ってファースト、キャッチャーも伊勢川から佐竹一雄に入れ替える布陣を敷いて必死の防戦、木暮は今西を一邪飛に抑えて追加点を許さなかった。

 パ軍は9回裏、先頭の木暮がツーストライクナッシングと追い込まれながらファウルで粘って四球を選んで出塁、しかし佐竹の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー、最後は松井信勝が右飛に倒れて、両軍死力を尽くす好ゲームが終了する。

 溝部武夫は7イニングを2安打5四球3三振、6勝目をあげる。

 今西錬太郎は好リリーフを見せてプロ入り初セーブを記録、今季がルーキーシーズンであるが本領を発揮してきた。現在もご健在の今西氏は、2019年セントラル・リーグクライマックスシリーズファーストステージで始球式のマウンドに立って全国の野球ファンにお元気な姿を見せた。

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