2021年4月30日金曜日

21年 巨人vsゴールドスター 10回戦

8月30日 (金) 後楽園

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
1 0 1 0 0 0 3 0 2 7 巨人 40勝26敗1分 0.606 近藤貞雄 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ゴ軍 26勝39敗1分 0.400 江田孝

勝利投手 近藤貞雄 15勝9敗 
敗戦投手 江田孝      2勝9敗

二塁打 (巨)川上、近藤 (ゴ)江田

勝利打点 (巨)中島治康 1

猛打賞 (巨)黒沢俊夫 6、中島治康 3


近藤が6度目の完封でハーラートップに並ぶ

 第19節2日目、後楽園の第1試合は近藤貞雄と江田孝の先発で午後1時2分、島球審の右手が上がりプレイボール。池田豊審判員が関西出張から帰京して島、池田、桝の三氏審判制で行われる。

 巨人は初回、一死後山川が四球を選んで出塁、黒沢の中前打で一死一二塁、川上は中飛に倒れるが、中島の右前タイムリーで1点を先制する。

 ゴ軍は1回裏、二死後酒沢が左前打から二盗に成功、坪内はスリーボールツーストライクから2球ファウルで粘って四球、しかし末崎はニゴロに倒れて無得点。

 ゴ軍は2回裏、二死後江田が左中間を破るが二塁をオーバーラン、「8-6-5-4」と渡ってタッチアウト。

 巨人は3回表、先頭の黒沢が左前に流し打って出塁、川上がライト線に二塁打、ライト早川からの返球が悪送球となる間に黒沢が還って2-0とする。ワンヒットワンエラーで川上には打点は記録されない。

 巨人は4回表、先頭の呉新亨が三塁に内野安打、一死後山田潔の三ゴロをサード酒沢が一塁に悪送球して一二塁、続く山川のライナーをセカンド大友が好捕して何とかピンチを切り抜ける。

 ゴ軍先発の江田は大友の好守で立ち直り5回、6回と三者凡退のピッチンング。

 巨人先発の近藤も3回まで1本ずつヒットを許すが4回は三者凡退、5回もショート山田の好守に助けられて三者凡退。

 ゴ軍は6回裏、先頭の中村信一が右前打で出塁、しかし大友は一邪飛、酒沢の遊ゴロでランナーが入れ替わり、坪内の中前打で二死一二塁とするが、末崎の代打に起用された内藤幸三が三振に倒れて無得点。

 一進一退の攻防で流れがどちらにも傾きかけていたが、試合は7回に決した。

 巨人は7回表、先頭の山田が四球を選んで出塁、山川のライト線ヒットで無死一三塁、黒沢の右前タイムリーで3-0、山川が三塁に進んでなおも無死一三塁から川上の右犠飛で4-0、黒沢が二盗を決め、キャッチャー辻の悪送球が加わり一死三塁、中島の中前タイムリーで5-0と突き放す。続く多田のレフトライナーをレフト坂本勲がナイスキャッチ、中島は二塁に走っており坂本が一塁に送球してダブルプレー。

 巨人は9回表、先頭の山川がストレートの四球で出塁するとパスボールで二進、黒沢のニゴロが進塁打となって一死三塁、川上の中犠飛で6-0、さらに中島、多田が左前に連打、近藤のレフト線タイムリー二塁打で7-0とダメ押す。

 近藤貞雄は7安打1四球2三振で今季6度目の完封、15勝目をマークしてハーラートップに並ぶ。

 ゴ軍は前半はよく粘ったが流れを引き戻すには至らなかった。本来一二番を打つべき酒沢と坪内が三四番に座っている現状を打破しないと浮上の目は無い。

 巨人は三番黒沢と五番中島が猛打賞、四番川上も2本の犠飛で2打点。中軸が打てば再浮上もある。

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