0 1 2 0 0 0 1 0 0 4 ゴ軍 27勝40敗1分 0.403 石田光彦 江田孝
0 4 0 4 0 3 0 1 X 12 巨人 42勝26敗1分 0.618 諏訪裕良 近藤貞雄
勝利投手 近藤貞雄 16勝9敗
敗戦投手 石田光彦 10勝15敗
敗戦投手 石田光彦 10勝15敗
二塁打 (ゴ)石田 (巨)山田、坂本、多田、川上、中島、近藤
三塁打 (ゴ)坪内、大友、酒沢 (巨)黒沢
本塁打 (巨)多田文久三 1号
勝利打点 なし
猛打賞 (巨)中島治康 4、多田文久三 3
好調巨人打線
後楽園の第1試合は西宮に遅れること2分、諏訪裕良と石田光彦の先発で午後1時丁度、池田球審の右手が上がりプレイボール。
ゴ軍は2回表、先頭の末崎正隆はレフトライナー、石田のピッチャー返しが近藤のグラブを弾くがバックアップのショート山田潔が一塁に送球してアウト、早川平一はゴロでセンターに抜けるヒット、これを呉新亨が後逸する間に早川は三塁に進み、辻功の三遊間タイムリーで1点を先制する。
巨人は2回裏、先頭の中島治康が中前打で出塁、多田文久三も中前打で続いて無死一二塁、諏訪は三振に倒れ、呉新亨に変わる代打林清一がストレートの四球を選んで一死満塁、坂本茂の左犠飛で1-1の同点、レフト坂本勲からのバックホームをキャッチャー辻が後逸する間に二走多田もタッチアップからホームに還って2-1と逆転、一走林もタッチアップから三塁に進み、坂本茂は浅い左飛に倒れるが、トップに返り山田のレフトへのタイムリー二塁打で3-1、山川喜作の右前タイムリーで二走山田が還り4-1とする。
ゴ軍は3回表、一死後酒沢政夫が中前打で出塁、坪内道則監督が中越えにタイムリー三塁打を放ち2-4、巨人ベンチはここで先発の諏訪から近藤貞雄にスイッチ、末崎は四球を選んで一死一三塁、石田が左越えにタイムリー二塁打を放ち3-4と1点差に迫り、早川は四球を選んで一死満塁、しかし辻の三ゴロが「5-4-3」と渡ってダブルプレー。
巨人は4回裏、先頭の坂本茂が右中間に二塁打、トップに返り山田の遊ゴロの間に坂本は三進、山川は四球を選んで一死一三塁、ここで山川がディレードスチールを仕掛け、「2-6-3-4-1」でタッチアウトとなるがこの間に三走坂本が還って5-3、坂本に本盗は記録されていない。黒沢俊夫がセンター左奥に三塁打、川上哲治の中前タイムリーで6-3、中島の左前打で川上は三塁に進んで二死一三塁、ここでダブルスチールを決めて7-3、更に多田が左中間にタイムリー二塁打を放ち8-3とする。
巨人は6回裏、先頭の山川が二失に生き、黒沢の投ゴロの間に山川は二進、川上が左中間にタイムリー二塁打を放ち9-3、この時川上が二塁をオーバーランして「8-6-5-4」の送球でタッチアウト、中島が右中間に二塁打を放って二死二塁、多田が右越えにツーランホームランを叩き込んで11-3と大量リードする。
巨人は8回裏、一死後中島が四球で出塁、多田の二ゴロでランナーが入れ替わり、近藤の右中間タイムリー二塁打で12-3とする。
リリーフの近藤貞雄は6回3分の2を3安打3四球1三振1失点の好投で16勝目をマーク、ハーラー単独トップに躍り出た。
好調巨人打線は14安打で12得点。2安打2打点の川上が怪我で途中退場したのが気になるところ。川上は8回の守備から退いているが、6回に二塁をオーバーランした際に足を捻ったのかもしれない。川上は6月まで熊本で農作業に専念しており、野球のトレーニングは不足している。
*「備考欄」には「川上負傷」で8回の守備から交代と書かれている。ライトの中島治康がファーストに回り、ライトには川上に代わって藤本英雄が入った。
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