2021年5月30日日曜日

21年 パシフィックvsグレートリング 12回戦

9月1日 (日) 西宮

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
2 0 0 0 0 0 0 1 1 4 パ軍 28勝40敗2分 0.412 真田重蔵 
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 グ軍 44勝25敗 0.638 丸山二三雄

勝利投手 真田重蔵    15勝14敗
敗戦投手 丸山二三雄 15勝11敗

二塁打 (パ)森下、伊勢川、藤井 (グ)河西

勝利打点 (パ)伊勢川真澄 4

猛打賞 (パ)森下重好(4安打)10、松井信勝 4


真田が完封、伊勢川が攻守に活躍

 9月に入っていよいよペナントレースも佳境。パソコンの故障で更新が途絶えていましたが、第19節4日目、西宮の第1試合は真田重蔵と丸山二三雄の先発で午後零時58分、国友球審の右手が上がりプレイボール。

 パ軍は初回、二死後藤井勇が中前打、森下重好が三塁線を破る二塁打を放って二死二三塁、伊勢川真澄も三塁線を抜く2点タイムリー二塁打を放ち2点を先制する。

 グ軍は1回裏、先頭の河西俊雄の当りは三ゴロ、これをサード平野徳松がエラー、安井亀和は中飛に倒れるが、河西が二盗に成功、田川豊は投ゴロに倒れ、山本一人監督の四球の時に安井が三盗に成功、山本も二盗を決めて二死二三塁、しかし堀井数男は投ゴロに倒れて無得点。

 この後は最多勝争いを繰り広げる真田、丸山両投手の力投で無得点が続く。

 パ軍は8回表、先頭の藤井が四球を選んで出塁、森下の左前打で無死一二塁、伊勢川は二飛に倒れるが、松井信勝の三塁内野安打で一死満塁、小林章良は三邪飛に倒れて二死満塁、ここで平野が押出し四球を選んで貴重な追加点、3-0とリードを広げる。

 真田は3回から7回まで毎回ヒットを許してきたが、この1点で気合が入ったか8回裏のグ軍の攻撃を三者凡退に抑える。

 パ軍は9回表、二死後藤井が左中間に二塁打、森下の左前タイムリーで4-0とダメ押す。

 真田は9回裏のグ軍を三者凡退に抑え、6安打1四球3三振で今季3度目の完封、15勝目をあげる。

 この結果、ハーラー争いは真田、近藤貞雄、丸山二三雄、内藤幸三が15勝で並び、14勝の白木義一郎が追うという熾烈な争いとなった。

 森下重好が4安打を記録して今季10度目の猛打賞。14度の金田正泰に続いて青田昇、上田藤夫と並び猛打賞争い2位タイに位置している。「Wikipedia」に書かれているとおり「固め打ちの名手」である。

 グ軍は初回に得意の機動力野球で3盗塁を決めたが無得点だったのが響いた。3回には安井が、6回にも田川が二盗を試みたが共に伊勢川に刺されて反撃機を失ったのである。「冷静沈着」で鳴る伊勢川も、初回に3盗塁を許して気合が入ったのであろう。勝利打点を記録した伊勢川は、グ軍の機動力野球も封じて守備面でもこの試合のヒーローであった。

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