2020年6月23日火曜日

21年 タイガースvsセネタース 8回戦


7月21日 (日) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 2 0 0 0 0 0 1 0 3 タ軍 31勝16敗 0.660 藤村冨美男 
0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 セ軍 18勝30敗 0.375 一言多十 

勝利投手 藤村冨美男 7勝0敗
敗戦投手 一言多十     4勝7敗 

三塁打 (セ)飯島、熊耳

勝利打点 (タ)呉昌征 3


藤村監督の力投でタ軍14連勝

 第13節4日目は東西で4試合。西宮の第1試合は藤村冨美男監督と一言多十の先発で午後1時2分、杉村球審の右手が上がりプレイボール。

 タ軍は初回、先頭の呉昌征の当りは遊ゴロ、これをショート石原光男がエラー、金田の左前打で無死一二塁、土井垣は捕邪飛、本堂は一邪飛、藤村が四球を選んで二死満塁、しかし渡辺誠太郎は遊ゴロに倒れて無得点。


 セ軍は1回裏、二死後飯島がセンター左奥に三塁打、藤村監督は前日2本塁打の大下と勝負、大下は投飛に倒れて無得点。


 タ軍は2回表、一死後長谷川善三が中前打で出塁、御園生の右前打で一死一二塁と下位打線でチャンスを作ると、トップに返り呉昌征が中前に先制タイムリーを放ち1-0、センター白木の返球が逸れる間に一走御園生は三塁に進んで一死一三塁、金田の中犠飛で2-0とする。


 セ軍は2回裏、先頭の長持の当りは遊ゴロ、これをショート長谷川がエラーして長持は二塁に進むが、一言は左飛、清水喜一郎は三振、藤村の二塁牽制に長持が刺されてスリーアウトチェンジ。


 セ軍は3回裏、先頭の熊耳のショートゴロを長谷川が一塁に悪送球して熊耳は二進、しかし石原は三振、トップに返り白木は左飛、鈴木清一は四球を選んで二死一二塁、飯島が左飛に倒れてスリーアウトチェンジ。


 セ軍は6回裏、先頭の白木が四球を選んで出塁、しかし鈴木の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー、飯島は遊飛に倒れてスリーアウトチェンジ。


 タ軍は8回表、先頭の呉昌征が四球で出塁、金田の三塁線の緩いゴロをサード鈴木が一塁に送球するがセーフで内野安打、一走呉は三塁に走り、ファースト飯島が三塁に送球するが悪送球となって呉が生還、3-0とリードを広げる。


 セ軍は8回裏、先頭の清水が二遊間にヒットで出塁するが二盗に失敗、直後に熊耳が右中間に三塁打、石原に代わる代打黒尾の三ゴロで三走熊耳がホームに突っ込み、サード本堂がバックホームするがセーフ、しかもこれが悪送球、野選とエラーが記録されて1-3として一死二塁、しかしトップに返り白木は右飛、鈴木は遊ゴロに倒れて反撃もここまで。


 藤村冨美男監督は最終回を三者凡退に抑えて3安打2四球5三振の完投で無傷の7連勝を飾る。


 セ軍は走者を出しながら、走塁と守備に細かなミスが目立って惜敗。


 タ軍はこれで14連勝。この間の打撃成績は519打数184安打でチーム打率は3割5分5厘。


109得点、60失点なので投手力の弱さをダイナマイト打線がカバーしているのは明らかであるが、呉昌征と藤村冨美男の野手兼任投手の好投による勝利もある。第13節も4連勝であるが、3対1、3対2、10対6、3対1の勝利であり、ダイナマイト打線の勢いが落ちてきているのが気になる。


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