7月20日 (土) 後楽園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
0 3 0 0 0 0 0 0 0 3 巨人 30勝17敗1分 0.638 近藤貞雄
0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 ゴ軍 15勝25敗1分 0.375 内藤幸三 石田光彦
勝利投手 近藤貞雄 13勝5敗
敗戦投手 内藤幸三 5勝12敗
勝利打点 (巨)近藤貞雄 1
近藤貞雄1安打完封、二塁を踏ませず
第13節3日目~5日目は東西で4試合ずつ。後楽園の第1試合は近藤貞雄と内藤幸三の先発で午後1時7分、国友球審の右手が上がりプレイボール。タ軍に首位の座を明け渡した巨人はエース近藤の右腕に託す。
巨人は2回表、先頭の黒沢俊夫が四球を選んで出塁、中島治康監督の左前打で無死一二塁、多田文久三の投ゴロを内藤がエラーして無死満塁、近藤の中犠飛で1点を先制、二走中島と一走多田もタッチアップから進塁して一死二三塁、山田潔が右前に2点タイムリーを放ち3-0とリードする。
巨人は3回以降、内藤-石田のリレーに追加点を奪えなかったが、この日の近藤にはこの援護だけで十分であった。
近藤は初回、3つの内野ゴロで三者凡退。2回、先頭の菊矢吉男を三振、末崎正隆の当りは右中間を抜けるかという当りであったがセンター呉新亨がナイスキャッチ。3回、先頭の辻功のピッチャー返しが近藤のグラブを弾くがセカンド千葉茂がナイスカバーして辻を一塁に刺す。
近藤は4回まで三者凡退の連続。5回裏、先頭の菊矢に四球を与えて初走者を出すが、末崎の投ゴロが「1-6-3」と渡ってダブルプレー。6回、7回も三者凡退でゴ軍はここまで21人で攻撃を終える。
ノーヒットノーランの期待が高まってきた8回裏、一死後末崎のゴロがショートに飛んで一塁セーフ、内野安打となって初ヒット、しかし内藤に代わる代打石田光彦は右飛、辻功は二飛に倒れて無得点。
近藤は最終回も大崎欣一に代わる代打大友一明を遊ゴロ、坂本勲に代わる代打早川平一を三振、最後は中村信一をニゴロに打ち取り、1安打1四球4三振で今季5度目の完封。一時調子を崩していた近藤は7月15日の阪急戦で完封勝利、16日のパ軍戦でのリリーフ勝利を挟んで、この日は二塁を踏ませず完封、ハーラートップを走る13勝目をマークする。実況のとおり、2回の呉新亨、3回の千葉のファインプレーで調子の波に乗った。
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