2019年9月23日月曜日

21年 巨人vsゴールドスター 2回戦


5月6日 (月) 西宮 

1 2 3 4 5 6 7 8 9 計 
0 0 0 0 0 0 1 0 0 1 巨人 3勝4敗 0.429 中尾輝三 
0 0 0 0 2 0 0 1 X 3 ゴ軍 3勝4敗 0.429 内藤幸三 

勝利投手 内藤幸三 2勝2敗
敗戦投手 中尾輝三 0勝1敗 

勝利打点 なし


内藤幸三、2安打ピッチング

 本日の関西は西宮と藤井寺のW開催。西宮の試合は午後3時丁度、中尾、内藤両左腕の先発でプレイボール。審判は金政、片岡の二氏。片岡は阪急球団職員の助っ人審判員。

 巨人は当りの出ない一番山田潔を九番に下げ、開幕から6試合連続ヒットと当たっている山川喜作を九番から一番に上げた。


 巨人は初回、その山川が四球を選んで出塁すると呉新亨の2球目に二盗に成功、呉は右飛に倒れ、千葉の投ゴロの間に山川は三進、黒沢が四球から二盗を決めて二死二三塁とするが、多田は三ゴロに倒れて無得点。


 巨人先発の中尾は快調なピッチングで3回までパーフェクト。


 ゴ軍は4回裏、先頭の酒沢が中前にチーム初ヒット、田中宣顕の三ゴロでランナーが入れ替わり田中が二盗、しかし坪内は遊飛、菊矢も三飛と三、四番が連続内野フライで無得点。


 ゴ軍は5回裏、先頭の末崎正隆が左前打で出塁、大友が送りバントを決めて一死二塁、辻功の三ゴロに二走末崎が飛び出し「5-4-6」と転送されてタッチアウト、辻はワイルドピッチで二塁に進み、坂本勲は四球、内藤が右前打を放ち二走辻は三塁ベースを蹴ってホームに突入、ライト林清一からのバックホームはタイミングはアウトであったがキャッチャー多田が後逸して1点を先制、トップに返り酒沢が中前にタイムリーを放ち2-0とする。


 ゴ軍先発の内藤は初回に続いて2回にも四球を出したが得点は許さず、3回~6回は三者凡退を続けてここまで無安打無得点。


 巨人は7回表、先頭の黒沢が右前にチーム初ヒット、多田が三遊間を破るとレフト田中がファンブル、黒沢は三塁、打者走者の多田は二塁に進んで無死二三塁、林に代わる代打藤本英雄の中犠飛で1点返して1-2、諏訪の遊ゴロに二走多田が飛び出して二三塁間で挟殺プレー、「6-5-4-1-5」で多田はタッチアウト、この間に打者走者の諏訪は二塁に進み、中尾はストレートの四球、山田に代わる代打近藤も四球を選んで二死満塁、しかしトップに返り山川は三振に倒れる。


 ゴ軍は8回、一死後坪内が右前打で出塁すると菊矢の3球目に二盗に成功、更に4球目に三盗にも成功、これがキャッチャー多田の悪送球を誘い坪内は生還、貴重な追加点をあげる。


 最大のピンチを凌いだ内藤は8回を三者凡退、9回は先頭の多田を三失に生かすが、藤本、諏訪を連続左飛、最後は中尾を遊ゴロに打ち取り完投勝利。


 内藤幸三は2安打5四球2三振1失点、自責点ゼロとほぼ完ぺきなピッチングで、3日のグ軍戦での完封に続いて2勝目をマークする。打ってもほぼ決勝打に等しいヒットを放つ活躍であった。


 巨人では多田文久三が2つのタイムリーエラーを含む3失策に走塁ミスと冴えなかった。多田は4月29日のゴ軍戦でも走者三塁の場面で決勝の失点となるパスボールを犯している。

 一方、ゴ軍ではベテラン坪内の好走塁が光った。


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