第1節は各チームが4試合を行い合計16試合。阪急と中部日本が3勝1敗でトップに立つ。
中部は4月28日の巨人戦で岩本章が延長12回裏逆転サヨナラスリーラン、30日のゴ軍2回戦で加藤正二が8回裏決勝本塁打、加藤は開幕戦のゴ軍1回戦でも「真の殊勲打」を放った。岩本は4盗塁も記録して現在本塁打王&盗塁王。
阪急は野口明がV打と「真の殊勲打」、30日のグ軍戦では上田藤夫が勝負を決める満塁走者一掃二塁打を放った。
パ軍の松井信勝が1試合欠場の3試合出場で14打数7安打、2試合連続猛打賞を記録した。阪急の青田昇も2試合連続猛打賞。最多安打は松井と共にパ軍の森下重好も18打数7安打。
パ軍の一番富松信彦は4試合連続無安打ながら4試合連続得点を記録。二番の木暮力三は17打数6安打5四球で出塁率5割。湯浅芳彰は開幕戦の9回に代打に起用されて併殺打、しかし翌日グ軍戦12回表に代打決勝打を放つなど、パシフィック勢が気を吐いた。
巨人の山田潔は13打数1安打ながら7四球で出塁率4割。黒沢俊夫は14打数5安打5四球で出塁率5割2分6厘。
期待のルーキー大下弘は14打数1安打5三振。勝利打点が1個あるが押出し四球。
森井茂が開幕3連勝。投球内容では開幕2連勝の近藤貞雄が上回る。
中部の林直明(貞明の可能性あり)が29日のセ軍戦で初回先頭打者から5連続四球を記録。これは昭和18年5月2日に大和の石田光彦が西鉄戦で記録した「初回先頭打者から5連続四球」と並ぶ記録である。
セ軍は27日の巨人戦で一言多十が3個、黒尾重明が12個の計15与四球の新記録。一言多十は29日の中部戦では13与四球で完投勝利、同日、グ軍の丸山二三雄もタ軍相手に10与四球で完投勝利。
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