選手でも川上は熊本で農業をやっていますし、若林は奥さんの実家で働いています。伊賀上のようにノンプロでプレーはしていますがプロには帰っていない選手も多くみられます。その中で新人も多く参加して戦後のプロ野球が再開した事情は複数の書籍で確認できますので、当ブログでは多くは触れません。
これが審判員の状況となると・・・
後楽園の4日間は全て島秀之助と池田豊の二氏で、1試合ごとに主審と塁審を交互に努めています。この後、第2節から桝嘉一が加わることとなります。
関西の試合は金政卯一、杉村正一郎、片岡勝、二出川延明の4人が交代で務めています。三氏審判でこなしていますが、4月30日藤井寺の第1試合だけ杉村、金政の二氏でした。
片岡勝は正式な審判員登録はされていません。日本運動協会、宝塚運動協会に所属していた元プロ野球選手で、阪急球団職員の立場で、昭和15年の満州遠征でも満州日日新聞の吉田要記者(元・法政大学投手)と共に「助っ人審判員」を務めていました。困った時には必ず助けてくれる「風車の弥七」みたいなヤツですね。
*当ブログでは、「野球人」と認定した場合は、プロ、アマの区別なく全て「呼び捨て」とさせていただいております。「野球人」には「呼び捨て」が似合うという考えに基づいています。ご了承ください。
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